PPSメールマガジンvol.159「余剰資金を正しく理解していますか」 2024.03.01 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

今回のテーマは「余剰資金」です。

余剰資金について、
度々間違った考えをされる方が多く、
今回はこのテーマに焦点を当てました。

余剰資金、または余裕資金と呼ばれる資産は、
その名の通り、余ったお金や
当面使用しない余裕のある資金を指します。

しかし、多くの方がこの余剰や余裕を、
現在の状況だけで考えがちです。

本来の考え方は、
生活費や緊急時に使用する預金、
将来の出費(教育費や頭金、旅行費用など)を
差し引いた残りのお金です。

つまり、生活に大きな影響を及ぼさない
資金こそが余剰資金と言えます。

そのため、今だけ預金に余裕があるから
投資に回すといった考えや、
貯金で全額資産運用を行うような方法は、
適切ではありません。

このような行動は、
運用の途中やその結果次第で、
生活に悪影響を及ぼすリスクが高いからです。

例としては、
運用開始後に資金の余裕が無くなった、
高額の支払いが必要になったがし払えず、
運用をやめざるを得なくなった、
といった事例が挙げられます。

資産運用と投資は
余剰資金から行われるべきものですが、
それは安定した生活を脅かすことなく
行える金額である必要があります。

したがって、
まずは自身の資産状況を正確に把握し、
安全な金額を把握することが重要です。

収入と生活費のバランスを考慮し、
将来の備えも含めて
どれだけ手元に持っておけば安心なのか、
その金額を把握しなければなりません。

そして、その金額はどのくらいになるかが重要です。

たとえば、1,000万以上あり、
銀行に預ける必要もメリットも無いのであれば、
資産運用や分散投資を行うべき資産とも言えます。

少額だった場合でも、
まだ預金を貯める段階との判断や、
積立投資などでコツコツ始めるのも手です。

簡単に言えば、
運用に回して不安にならないお金、
当面使う予定の無いお金こそが余剰資金であり、
資産運用をするべきお金だと言えます。

資産を大きく動かしたいと考えている方は特に、
自身の状況や目標に合わせて慎重に分析してみましょう。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2024年2月23日配信のメールマガジンとなります。
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