PPSメールマガジンvol.157「なぜ日本はドイツに抜かれたのか」 2024.02.23 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

日本のGDPがドイツに抜かれ、
世界4位に転落しました。

以前より予測されていましたが、
今回の発表で現実となっています。

GDPについておさらいすると、
GDPとは国の経済力を表す指標です。

国内で一定期間内に生産された
モノやサービスに対する
付加価値の合計額がGDPとして示されます。

付加価値とは、
原価を差し引いた利益の金額であり、
日本国内で生まれた儲けの部分となります。

このGDPは
世界中で注目される経済指標であり、
海外から数字や報道内容だけが捉えられ、
日本の経済力を評価されるケースもあります。

日本国内でも悲観的な反応が多くありました。

しかし、この転落の背景も
正しく知っておくべきでしょう。

まず、今回のGDPについては、
「名目GDP」と呼ばれる指標です。

これは物価変動率が反映された指標であり、
ドルで換算された金額で示されます。

次は日本とドイツの状況です。

日本は知ってのとおり円安ドル高ですが、
物価高が起きていますが、
その上昇率は他国に比べて控えめです。

一方で、
ドイツは日本に比べて物価上昇が高く、
自国通貨のユーロはユーロ高ドル安です。

したがって、今回のGDPは、
通貨価値や物価上昇率の差から
順位が変わる結果となりました。

日本の円安や
ドイツの急激な物価高が
背景となったわけです。

そのため、今回の転落を
大きく懸念する必要はないかと思われます。

ですが、日本のGDPが
この数十年で成長が停滞しており、
インドを始めとした他国に
追い越される未来も起こり得ます。

今回の解説は以上ですが、
日本とドイツはGDPだけでなく、
経済でもよく比較される事も多いです。

その話題については、
また次回お伝えしたいと思います。

それではまた!

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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