PPSメールマガジンvol.7「日本円約6年ぶりの120円台の円安へ」 2022.04.25 #メールマガジン

2022.3.23配信メールマガジン
日本円約6年ぶりの120円台の円安へ

こんにちは。
PPSの吉岩です。


先日、大きな地震がありましたが、
関東・東北方面の皆様は大丈夫でしたでしょうか。


東京では、この地震の影響から発電所が停止し、
電力供給が厳しさから節電の呼びかけが始まった様です。


突然の停電や今後の余震に備え、
くれぐれもご注意ください。


さて、暗いニュースが多い日本ですが、
1ドルが22日時点で120円台へ突入し、
我々国民にとってはまたしても手痛い状況となっております。


日本円は、今年の1月時点で1ドル115円台、
昨年1月は1ドル103円台であり、
円安の流れが止まることを見せません。


今回については、
以前お伝えしたアメリカの政策金利の正常化(利上げ)と、
その影響に対し日銀が政策方向を変えなかったことが、
円売りを加速させた模様です。


かつての日本円は安全通貨、非常時の円買いとも言われてましたが、
この世界情勢でも円が買われず売られると言うことは、
もはやその言葉の効力も薄れているのかもしれません。


現在は円とドルで金利差が離れているため、
高金利であるドルと超低金利の円の選択となれば、
投資家の視点からすると、
ドルに買いを寄せるのは仕方のないことでしょう。


円安ドル高になれば輸出企業が伸びるとも言われますが、
現在は海外に生産を置く日本企業も多く、
そのメリットも以前ほどあるかは不明です。


そして、国民からすれば、
輸入品値上げなどの物価上昇が加速するため、
円安は我々にとってはデメリットでしかありません。


少し気になるのは、この円安がドルだけではなく、
ユーロなどの他の主要通貨でも円安が起きている事でしょうか。


単純に世界経済やアメリカ政策金利の影響だけでなく、
日本の国力が弱くなったと言う証拠とも言われております。


しばらくは119円〜120円台で停滞するのか、
これより更に円安が進むのかは、
今後の日銀や日本政府の方向次第でもあります。


当面、日本で円高に進むのを期待できない以上、
我々にできることは、外貨を保有する資産分散になるかと思われます。


地震などの災害が起きた時のケースの様に、
被害が起きる前から早めに備える準備をしておくことしかありません。


PPS代表 吉岩 勇紀


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この記事は2022年3月23日配信のメールマガジンとなります。
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