PPSメールマガジンvol.96「記録的円安再び」 2023.06.26 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

先日の日銀会合にて、
金融緩和の現状維持が改めて発表されました。

会合では、円安や為替に関して特に発言はなく、
ドル円は141円台を突破しています。

しかし、YCCの修正については、
「ある程度のサプライズが発生することはやむを得ない」と発言があり、
今後の修正も会合で突然の発表という流れになりそうです。

そして、ドル円は現在142円台突入の攻防が行われており、
今年最も高い円安水準に達しました。

その一方で、対欧州通貨でも記録的な円安が進み、
ユーロ円は15年ぶりとなる155円台に突入しています。

(参考)今年1月から現在までの為替レート
ドル円 :130.92円 → 141.82円
ユーロ円:140.12円 → 155.14円

ユーロ円も日米金利差と同じく、
日欧での金利差拡大が円安の要因です。

また、対ユーロでの為替介入は難しいため、
円売りユーロ買いを強くなっているという方もいます。

ですが、過去の事例では、
ユーロ買いの為替介入を行ったこともあるため、
介入があり得ないことは決してありません。

さて、今回の円安がより強くなったのは、
日銀会合の発言から植田日銀がハト派ということが
市場により強く伝わった結果かと思われます。

金利のほとんど無い今の日本円は、
世界から見ても買う(持つ)理由が無いのが、
円が置かれている状況です。

多くの経済アナリストや評論家が、
2023年は世界各国のインフレが落ち着き、
日本円は円高になる言っていた予想は外れ、
再び円安という立場となりました。

やはり為替というのは、
様々な情勢や思惑が混ざるため、
予想通りの動きとは決してならないものだと、
改めて感じさせられます。

こうして日本円の変化を定期的に配信していますが、
我々の生活で欠かせないのが円という資産ですので、
今後とも引き続きお伝えしたいと思います。

それではまた!

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2023年6月19日配信のメールマガジンとなります。
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