こんにちは、
PPSの吉岩です。
アメリカのFOMC(連邦公開市場委員会)は、
6月における利上げを休止することを発表しました。
これにより、
過去最大ペースで進められていた
米国の政策金利の引き上げも
一時的に停止されることとなりました。
今後の景気動向を確認しつつ、
次回利上げの可能性を残した形です。
ただし、
FOMCメンバーの政策金利見通しによれば、
23年度末までに金利が5.50-5.75%の範囲になる
シナリオに変わっています。
現時点のの政策金利は5.25%ですので、
年内であと数回の利上げが想定されています。
年内利下げを予測する
市場への牽制という可能性もありますが、
金融市場は今回の発表を
タカ派(利上げ重視)として反応しています。
ドル円の場合だと、
139円台から140円台に転換し、
15日昼時点では141円台に突入しました。
表題でも書いた
米利上げ停止でも円安に進んだのはこれが理由です。
さて、アメリカは金融引き締めのタカ派姿勢で様子見、
日本は金融緩和のハト派姿勢で様子見という状況になりました。
本日正午に日銀金融政策決定会合がありますが、
大方の予想では現状維持とされています。
植田総裁は「市場との対話」を重視する方針とのことなので、
サプライズ修正を行う可能性は低いとは思いますが、
まだ就任して間もないため、どう動くかは判断はできません。
また、衆議院解散の話も浮上してきているため、
実際に起これば、過去の前例から為替や株に反応が起こります。
今後も情勢の変化があれば、またお伝えしていきたいと思います。
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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この記事は2023年6月16日配信のメールマガジンとなります。
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