PPSメールマガジンvol.79「資産運用は本当に必要なのか」 2023.04.24 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

日本国民の金融資産は2.000兆円と言われ、
内の1,000万円が現金・預金と言われています。

その1,000万円の内、
高齢者の割合は6割とも言われ、
預貯金のほとんどがタンス預金ではないかと囁かれています。

投資や資産運用が身近になった今ですが、
欧米や米国に比べれば、日本国民はまだ貯蓄思考です。

最近では資産運用をしましょうと、
多くの方が言っていますが、
はたして本当に必要なのでしょうか。

結論から言えば、
私も「必要」と思う側の人間ですが、
やはりその人の背景も含め、
必要ならばやった方が良いという考えです。

今回はその理由について
私なりの考えをお伝えします。

まず、最初に挙げた高齢者の方ですが、
現金で持つ理由のほとんどは老後資金です。

すでに十分な老後資産を確保したということであれば、
資産運用を行う必要もないかと思います。

ですが、円貯金だけで持つことは、
当然、為替や経済リスクによる目減りは起きるため、
それらの防衛手段を取り入れるのも有りとも思います。
・リスクの低い運用で一部の老後資産を運用
・資産の一部を海外に移す…など

余談ですが、
私も口座開設の相談をこれまで受けたなかで、
老後資産の運用について相談される場面は何度かありました。

その時に重要視しているのは、
貯めてきた資産をどう使っていくかという点です。

口座開設で資産を守るよりも、
これからの人生でどのように有意義に使っていくか
という点をご提案することもありました。

 

 

一方で、若者の場合では、
資産運用は早い内から始めるべきです。

ただ、貯蓄に回すだけではなく、
少額でも運用して見ることで、
金融リテラシーの向上にもつながるからです。

また、老後資産だけではなく、
将来の教育資金や持ち家なども
目標として運用することもできます。

それらも過去の日本であれば、
定期預金などがその役割でした。

ですが、今の低金利の状況では、
預金で資産を増やすことも難しいため、
資産運用しか手段はありません。

 

 

総じてまとめると、
資産運用は老後資金や将来の教育費用など、
人生の目的達成のためにやるべきものと言えます。

更に目標を縮めれば、
将来の旅行の頭金ということでも構いません。

ですが、資産運用は投資でありリスクもあるため、
あくまでも生活に負担の無い資金で行うのが適切です。

一発逆転を夢見た投資はギャンブルと変わりません。

「資産に対する目減りリスクをどれだけ下げるか」
「長い目で資産を着実に増やす手段」

今の資産を守りながら増やしていくかということが、
資産運用の本当の目的と言えます。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2023年4月17日配信のメールマガジンとなります。
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