PPSメールマガジンvol.78「植田新総裁で日本経済はどう変化する?」 2023.04.20 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

4月9日に経済学者の植田和男氏が
日銀の新総裁に就任しました。

翌日に就任会見も行われ、
金融政策について以下の様な発言をしています。

・マイナス金利、YCCも含め大規模な金融緩和は継続
・2%物価目標については、直ちに見直す必要はない
・簡単な目標ではないため、達成期限に見通しは現時点では言えない

しばらくは現状維持や静観といった感じです。

無難な対応とも見えますが、
YCCの長期金利見直しも期待されていたため、
その見通しが薄れ、為替も円安へと動きました。

黒田路線の続投と言った方向にも見えますが…、

植田総裁は黒田氏の政策に関し、
「仮に私が総裁であったら、
 決断できなかったことを実行した」
と、方向性が若干違う発言もありました。

また、同じく会見で、
「金融政策だけで経済の中長期的な
 成長を持続的に上げていくには難しい」
とも言っております。

一方で、黒田前総裁は、
「金融政策に限界は無い」と、
過去に発言したこともあり、
金融政策を重点にした調整が行われていました。

そのため、緩和の姿勢は同じでも、
金融政策を前に経済を進めるのか、
政府と共同して進めるのか、
など、方向性には違いがあると見られます。

また、上記の発言も含め、
黒田氏の政策について、
デフレから脱却したことを評価し、
批判的な発言はしていません。

ただ、長期的となった緩和政策に関しては、
今後の点検や検証は合っても良いと言っています。

やはり、植田氏に課せられたテーマは、
物価目標の達成と、
金融緩和の舵取りと言うことでしょうか。

 

 

さて、この通り現状維持が継続のため、
日本経済は今後も米経済の影響を受けつつ、
ドル円は円安基調と言った展開になるでしょう。

ただ、アメリカも利上げ停止が近づいているため、
昨年の様な大幅な円安までは行かないかと思います。

ですが、米経済の景気後退も囁かれているため、
状況、タイミング次第では円高に進むことも予測されます。

いずれにせよ、
ドル円レートが今と同じ価格で
維持し続けることは無いので、
今後も情勢次第で変わっていくでしょう。

そして、今後の日本経済ですが、
仮に景気が回復したしても、
国民の生活に還元されるのは、
当分先ではないかと思います。

現政権は緊縮財政派が強く、
財政の健全化を目指しています。

膨れ上がる借金を減らすなり、
増えない様にしたいと考えているからです。

ニュースでも度々伝えられる通り、
増税や社会保障削減がじわりじわりと
進められていくことでしょう。

収入が増えたが税金も増えたので、
生活はそこまで変わらなかった。

これはまだ良い方ですが、
「収入は変わらないのに、物価と税金だけは増える」
と言ったこれまで通りの流れや…、

「円の価値が暴落し続けて資産が溶けた」
と言った最悪の展開にまではならない様、
しっかりとした経済の舵取りを期待したいものです。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

====================================
この記事は2023年4月14日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

最新の情報を受け取りたい方は、
下記URLからメールマガジンをご登録ください。

■メルマガバックナンバー
https://pps-life.co.jp/mailmaga/
■メールマガジン登録
https://pps-life.co.jp/mailmaga/form/
====================================