PPSメールマガジンvol.35「151円からの介入、今後も波乱の状況」 2022.10.31 #メールマガジン

こんにちは。
PPSの吉岩です。

さて、先週末から今週に渡り、
ドル円も大きく動きましたね。

前回配信からじわりじわりと進み、
20日木曜日で150円に到達。

その後151円に達し、
このまま152円…3円と進む勢いでしたが、
21日深夜に円買い介入とみられる動きがあり、
146円まで下落しました。

※前回の配信:ドル円148円、150円も視野へ
https://pps-life.co.jp/2022/10/20/mailmaga33/

また、本日24日早朝にも、
急激に円高に振れた場面があり、
引き続き介入が行われているかもしれません。

今、このメルマガを書いている時点では、
147円〜148円と前後しておりますが、
150円に戻るのは時間の問題でしょう。

介入の目的が円安を抑えるのではなく、
あくまでも投機筋へ牽制という形のため、
今回の動きは今後も何度も起きるのではないかと思われます。

日本は利上げができないと世界からも見られているため、
投機筋の対策を行わなければ、
円は売られ続けるだけの通貨となり、
焼石に水とも言える介入でもやらざるを得ません。

そして、今週から来週は
米経済指標や利上げの発表があり、
ドル円にも大きな変動が出る時期です。

特にMicrosoftやAmazon、
Appleなどの米大手企業の決算もあり、
米株価の相場にも影響が大きい週となります。

ドル円だけに関して言えば、
今週の日銀金融政策決定会合や、米GDPとPCEの発表。

来週のアメリカの雇用統計や、
FOMCでの米利上げ値発表があり、波乱の多い期間となります。

また、11月8日には米中間選挙が控えており、
バイデン政権側が敗北することになれば、
現在の政策推進が困難になるため、
また違った状況となるケースもあります。

とはいえ、以前の円高に戻るかという話ではなく、
円安がどれだけ落ち着きそうかという話であるため、
少なくともアメリカの利上げ体制が終わらない年末までは、
この状況は安らぐ気配はないかと思われます。

吉岩 勇紀

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この記事は2022年10月24日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

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