こんにちは。
PPSの吉岩です。
今朝、ドル円が143円台まで急進しました。
※9月7日9時時点
先日の140円からわずか5日、
141円、142円をほとんど抵抗無く進めました。
今年に入り115円→143円と進み、
およそ24%の円資産が目減りした状況となり、
約4分の1が減ったと考えれば、大変深刻な事態です。
今回の変動も、
・米経済指標の発表値が強いこと
・オーストラリアなど他国も利上げが始まったこと
これらの要素が強いと考えますが、
日本円という通貨自体が弱くなったことを、
改めて実感します。
世界各国でのインフレ対応に対して
日本では…、
「まだまだインフレさせたい」
「円安の注視はするが、具体的な対策はしない」
「利上げすれば、経済成長に歯止めがかかる」
日銀も政治家もこのような発言ばかりであり、
日本は円安を止めるつもりはないとも受け取れるため、
海外勢からすれば、
「金利の無い通貨なら、
売って他の通貨に換えれば良い。」
…と判断され、
円は保有するべき安全通貨という位置から、
いつでも手放し易い通貨という位置に変わった様に見えます。
さて、ドル円が今後どこまで伸びるかですが、
140円を突破した今、明確なラインもほぼ無くなりました。
かつて黒田ラインと言われた125円、
その後の135円、140円のラインも既に突破され、
次は145円か、1998年の際の147円か、
150円という数字も現実的となっております。
今回のドル上昇は急速すぎるので、
一旦戻るとは思いますが、
円高へ振れる材料も今のところは無いため、
一時的な円高よりも、
どこまで進むかわからない円安の方が心配ですね。
ここ最近は、ドル円の内容ばかりで、
似たような内容ばかりとなっていますが…、
円安進行は資産形成とそれほど根深い物であり、
資産の目減りという点を直接受ける部分だからです。
将来的な日本経済の問題よりもまず先に、
現実で起きている資産や家計への問題です。
円安もすでに半年以上続いているため、
最早当たり前の様な感覚にもなりますが、
それでも円の価値は変動し続けています。
ドル円の為替や円安は、
資産形成においてどうしても切り離せない面ですので、
今後も定期的にお伝えしたいと思います。
P.S.
このメルマガを書いている最中にも、
143.5円と上昇しつつありました。
一体、どこまで進むのでしょうか。
吉岩 勇紀
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