PPSメールマガジンvol.26「ドル円連騰と今後の展開」 2022.08.30 #メールマガジン

こんにちは。
PPSの吉岩です。

 

さて、7月末に円高に転換したドル円ですが、
8月に入り136円…137円と、着々と数字を戻しつつあります。

 

米利上げが緩和されると予測された7月末から、
その後、米中の関係悪化警戒によるドル売りもあり、
一時は130円台まで進行しましたが、

 

FRB要人のインフレに対する発言により、
円高から再び、円安へと動きが変わりました。

 

FRBとは、連邦準備理事会と呼ばれる
アメリカ中央銀行制度の中心的な機関です。

 

日本で言えば日銀に近い機関であり、
主に金融政策の策定や実施を行います。

 

その、FRB各要人から、
「まだ米国経済のインフレは高い」
と受け取れる発言が多く、

 

「FRBは次回の利上げに積極的だ」

 

「今後も利上げが継続されるのではないか」

 

など、金融市場の予測も強まり、
ドル買いの流れになってきております。

 

更には、今週26日の23:00より、
世界の金融市場から注目される
ジャクソンホール会議が行われます。

 

この会議の際、FRBパウエル議長から、
アメリカの今後の金融政策の方針が発表される見込みです。

 

現状のインフレや利上げについて、
今後の金融政策の具体的方針が示されれば、
米株やドルにも動きが起きるため、

 

ドル円レートもまた、
大きな影響があるのでは無いかと考えられます。

 

ドル円は先月には一時的に139円まで伸び、
このラインを超えるかの判断は難しいところですが、

 

9月にはアメリカの金利利上げもあり、

 

また、7月末の為替相場に大きな影響を及ぼした
米雇用統計などの経済指標が発表されるなど、
円安の更なる進行に対し、油断はできない状況です。

 

日本円も今の自国経済の状況ではなく、
海外や他国の経済影響で価値が変動し、
なんとも言えませんが、

 

アメリカ経済の与える影響が、
ビジネスや業だけでなく、
我々の実生活まで影響を与えることを
改めて感じさせられる状況だと実感します。

 

吉岩勇紀

 

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この記事は2022年8月23日配信のメールマガジンとなります。
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