2022.8.2配信メールマガジン
円高進行、海外預金のタイミング

 

こんにちは。
PPSの吉岩です。

 

先週末よりドル円が急落し、
7月半ばの139円から8月2日現在、
130円近くまで円高へと急進しています。

 

これまで円安に進み続けたドル円ですが、
ここにきて、6月頭のレートまで戻りました。

 

円高に振れた7月28日、
アメリカは政策金利の利上げを正式に発表。

 

米と日本の金利差は更に開き、
また円安へ進むのかと思われました。

 

しかし、実際はドル売りが始まり、
急速な円高反転が起きたのです。

 

これは、同日に発表された、
アメリカのGDPが関係しています。

 

GDPとは、国内で作り出された物や
サービスの付加価値（儲け）を表す値であり、
経済成長の指標としても重要な数値です。

 

今回、発表された米GDPの4月〜6月の数値が、
市場予測と比べて下回ったことから、

 

「アメリカの景気後退が始まっているのでないか」
「今後の利上げが緩くなるのではないか」
など、投資家やファンドの予測により、流れが反転したのです。

 

7月の円安進行が急速だったことから、
反動が大きかったとも言えますね。

 

また、8月は米国債の利払い月でもあるため、
利息で得たドルを円に替える人も増え、
円高に動きやすい傾向もあります。

 

さて、一時的に円高になったとは言え、
これで元通り、というわけには参りません。

 

円安の物価高は収まりませんし、
円安の影響が反映されていないモノは多くあります。

 

円高に動いたと言っても、
年初から見ればまだまだ円安です。

 

今後、どちらの方向に振れていくか、
アメリカ経済を軸に、世界情勢で変わりますが、
この状況下で海外預金を始めるなら、
どのタイミングが適切でしょうか。

 

外貨に替えるタイミングや預金の頃合について、
ご質問を受ける機会が多々ありますので、
一度、私なりの見解をお伝えするならば、
「一時的な円高時に預金を始める」ことでしょうか。

 

どの様な情勢でも、
定期的に円高に反転する時期があります。

 

そのタイミングを狙うのが、
海外預金の良い頃合いかと思います。

 

ただし、
・口座開設に時間がかかり、入金する頃には元の円安へ
・入金時から円高が更に進行

 

これらのリスクはもちろんありますので、
海外口座開設においては、
事前に進めることが必要になるかと思われます。

 

特に郵送の場合は、
開設にひと月以上かかる場合もあるため、
その間で為替相場が動く可能性もあります。

 

円高を確認してから、開設を希望しても間に合わない
というケースもあり得ますので、
海外預金を検討する方は、早い内から準備を行いましょう。

 

PPSにご相談をいただければ、
私からもタイミングのご提案することも可能ですので、
この状況だからこそご検討されている方は、
一度PPSへご相談ください。

 

最後は売り込み文みたいになってしまいましたが、
あくまでも私は海外口座サポート業がメインですので、
海外銀行口座開設のご相談ならいつでもお頼りください笑

 

それではまた!

 

吉岩勇紀

 

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この記事は2022年8月2日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

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