PPSメールマガジンvol.18「外貨預金は国内か国外か」 2022.07.15 #メールマガジン

2022.6.30配信メールマガジン
外貨預金は国内か国外か

 

こんにちは。
PPSの吉岩です。

 

円安・インフレの影響から、
「外貨を持とう」
「外貨預金を始めよう」と、
外貨預金を勧める方も増えてきました。

 

PPSでも海外銀行による
外貨預金を推奨しておりますが、

 

そもそも外貨預金は、
日本国内の銀行からもできますよね。

 

今回は、外貨預金の国内と国外、
その違いについてお伝えします。

 

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① 円安対策
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外貨を持つことが
円安対策になりますので、
国内国外問わず、
どちらでも有効な手段となります。

 

円安であるほど、
為替差益が得られるメリットがありますが、
逆に円高に傾いた場合は、デメリットにもなります。

 

差益で資産を増えることを期待するより、
円の価値低下で資産を目減りさせないことを
目的として始めるべきでしょう。

 

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② 金利
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国内銀行でも普通の定期預金に比べ、
外貨預金は米ドル1%〜1.5%程度と、
多少高い金利で定期預金が始められます。

 

面倒なのは、
1ヶ月や7日などの超短期預金を
年利で表示している銀行も多いことです。

 

1ヶ月定期年利10%と掲載されていましても、
年利10%/12ヶ月=1ヶ月0.83%が、
実質の利息となりますのでご注意ください。

 

また、トルコリラ・南アフリカランドなど、
新興国通貨の高金利預金ができる銀行も多くありますが…、

 

これらの通貨は乱高下も激しいため、
リスクリターンの観点から資産保全には向いていません。

 

まず外貨を持つのであれば、
米ドルを持つことをお勧めします。

 

そして国外の場合では、
米ドルで5%〜10%の定期預金が可能な銀行もあります。

 

よく、高金利の理由を聞かれますが、
すべての海外銀行が金利が高いというわけではなく、
国の政策や経済状況、銀行の運営方針によるものです。
(国外からの預金者を募集し資金を集めるなど)。

 

逆に今の日本は、
政策のせいで超低金利が続いているため、
日本の預金金利も世界から見ても、
おかしいのではないかとも思っております笑

 

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③ 手数料
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入出金時の為替手数料は、
国内国外問わず、両預金で発生します。

 

銀行により手数料に差はありますが、
およそ0.25%〜3%ほどの手数料が出るため、
頻繁な入出金はお勧めしません。

 

ただ、国内の銀行では、
手数料無料などのキャンペーンや、
優遇があることも多いため、
こちらの面では国内の方が有利かなと思われます。

 

海外預金の場合は、
入出金の回数を抑えつつ、
高金利定期の利息分で
手数料のマイナスをカバーすることが、
損をしない方法となります。

 

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④ 国内銀行の預金保護制度
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PPSにご相談いただく方で、
海外銀行の預金保護を気にされる方も多いですが、

 

外貨預金の場合は、
例え日本国内の銀行であっても、
「預金保護の対象」にはなりません。

 

国内で外貨預金を始める場合は、
その点も考慮してご検討ください。

 

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⑤ 預金封鎖
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最近は預金封鎖についても、
ご相談を受けることも多くなりましたが、
「国内銀行は外貨預金も預金封鎖」の対象です。

 

預金封鎖に対しては、
とにかく国家の手が届かない国外に
資産を置くことしかできません。

 

そこまでの対策を考える方には、
海外預金をお勧めします。

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⑥ まとめ
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どちらにも一長一短がありますが、
国内であれば:使いやすさ、利便性
国外であれば:高金利、資産防衛
が大きな違いになるかと思います。

 

「手数料で損をするから外貨預金はするな!」
という方もいますが、
結局はその人の使い方次第です。

 

資産を増やす目的では、
海外銀行の方がメリットは高いですが、
手軽さなどにおいては不便な面もあります。

 

ですが、資産防衛としても、
海外銀行の定期預金はかなり強い金融商品です。

 

皆様の目的に合った選択を、
海外銀行なら是非私にご相談ください。

 

(ちなみに、国内の外貨預金は、
その店の銀行員に聞くのが一番です笑)

 

吉岩勇紀

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この記事は2022年6月30日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

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