2022.7.5配信メールマガジン
7月巨大値上げと目減りする円資産

 

こんにちは。
PPSの吉岩です。

 

7月に入り、
小麦製品や食用油などの
値上げが発表されました。

 

電気代の高止まりも注視されるなか、
特に話題となっているのは、
Apple製品の大幅な値上げです。

 

主にiPhoneやiPadなど、
我々の生活や仕事にも利用される事も多く、
その値上がり率は15％〜20％、
金額では15,000円〜40,000円の値上げとなります。

 

これまで10万円以内に収まっていた機種も、
10万円以上の価格帯まで上がっています。

 

今の時代、携帯電話とスマートフォンは、
生活必需品と言っても過言ではありません。

 

特に、iPhoneは利用者数も多く、
今後の買い替えを躊躇する値上げ幅です。

 

この要因は、もちろん円安であり、
Apple製品は海外輸入製品のため、
為替レート調整による値上げ価格となります。

 

海外製品だけでなく、
国内企業の製品でも、部品を海外から輸入、
もしくは製造は国外工場ということが大半であり、
円安の影響を免れることはできません。

 

今後は他メーカーの機種や、
その他の電子機器にも影響が表れるかと思われます。

 

楽天が「日本のスマホ料金は高すぎる」と
CMを打っていましたが、
今度は、日本のスマホは本体料金が
高すぎる時代に移ろうとしています。

 

大幅な物価高騰も目立ち始め、
値上げにより資産が減っていく感覚は
もう十分に味わったと思いますが…。

 

一体、我々の円資産は、
どのくらい目減りしたのでしょうか。

 

年明けから現在で、
どれだけ円資産の価値が変わったか、
ここでおさらいしてみましょう。

 

2022年1月のドル円レートは、
115円前後をベースに動いていました。

 

その当時の100万円は、
この115円で交換した場合、
8,696ドルになります。

 

そして、
現在のドル円レートは135円。
ドルとの交換で7,407ドルです。

 

この7,407ドルを、
1月の115円で換算すれば、
85万1805円。

 

年明けの100万円は、
今のレートでは85万円となり、
およそ15万円が目減りしたと考えられます。

 

100万円が500万円、1,000万円と
額も増えればそれだけ受ける影響も
当然大きくなります。

 

日本円は最早、持っているだけでは、
本当に価値が減るだけの通貨となりました。

 

この円安はいつになれば終わるのか。

 

「戦争が終われば」
「世界各国のインフレが解決すれば」
「アメリカの景気が落ち着けば」

 

希望こそはできても、
予想は最早できない時代です。

 

経済情勢の問題が解決しても、
すぐに好転するのかというのも
考えにくいですね。

 

日本国内でも参議院選挙が近く、
選挙後からは大きな動きもあるかと思います。

 

しかし、
これまでの対応を見れば、
国民一人一人の生活面の向上より、

 

景気回復の名分で、
また重しを増やしていくと思われるため、
良い方向に向かう兆しは薄いです。

 

下半期もまだまだまだ好転
というわけには行きませんが…。

 

後半も何かとメールをお送りいたしますので、
今後ともお付き合いいただければと思います。

 

吉岩 勇紀

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この記事は2022年7月5日配信のメールマガジンとなります。
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