PPSメールマガジンvol.151「金利のある世界への備えと今後の展望」 2024.02.02 #メールマガジン

こんにちは。
PPSの吉岩です。

日本はお金は借りやすく利息の低い
「金利のない世界」が続いています。

これはデフレと不景気に対抗するための
金融緩和政策によるもので、
超低金利が当たり前の状態となりました。

しかし、今年はマイナス金利の解除など、
金融政策の転換が期待されています。

もし金融緩和の修正が順当に進み、
これまで抑えられていた金利が正常化すれば、
「金利のある世界」へ変わる可能性が考えられます。

では、もしも日本が
「金利のある世界」に変わると、
生活にどのような影響があるでしょうか。

今回はそれについて考えてみましょう。

まず、金利のある世界に変わるためには、
日本が好景気であることが必要です。

物価上昇や賃金上昇が見られなければ、
現在の金融緩和からの転換は難しいでしょう。

そのため、今の日本政府も
賃金上昇の実現を強調しています。

経済指標から
これらの上昇が証明されれば、
政策の早期修正も期待されます。

ただし、この変化により
物価やサービスの値段は
現状よりも上昇する可能性もあります。

そして、金利が上がった場合、
身近な影響としては、ローンが挙げられます。

金利上昇に伴い、返済額が増加するため、
高額ローンは今よりも組みづらくなるでしょう。

変動金利型ローンも、
支払額が増加する可能性も考えられます。

一方で、預金金利も上昇しますが、
増えたと実感できる金利に到達するのは、
当分先の話かと思います。

そして、企業の倒産数が増加する可能性があります。

今、低金利融資や支援で経営を維持する
「ゾンビ企業」と呼ばれる企業が、
金利上昇に耐えられない恐れがあるからです。

そのため、金利の変化が
ローンや融資の返済に直接影響するため、
個人や企業は柔軟性を持つ必要があります。

さて、金利のある世界への変化は、
すべてがプラスに働くわけではありません。

まだ遠い話でもありますが、
徐々に変化が予想されるため、
これを考慮して備える必要があります。

日本が金融緩和から変わるタイミングとして、
今年はひとつの節目となるでしょう。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2024年1月26日配信のメールマガジンとなります。
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