PPSメールマガジンvol.137「ドル円年末までの方向感は?」 2023.12.04 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

先週、ドル円は146円台と
円高に振れましたが、
現在は149円台に戻っています。

この円高の背景には、
米国感謝祭に伴う市場休場前の
ポジション調整が影響しています。

※ポジション調整:
資産構成のバランス調整のために売買を行う動き

さらに、米国の利上げ打ち止めの予測が
金融市場で大きく広がっています。

現在の米経済は、
金利の利上げ政策を進めてきましたが、
10月の経済指標のデータでは、
インフレが収まりつつある傾向が見られます。

このため、
米政策金利の利上げは打ち止めとなり、
来年から早期に利下げ政策に
変わるとの予測が高まっています。

これにより、
ドル円も円安への圧力が緩んでおり、
「150円からどこまで進むのか」から
「150円台周辺から落ち着くのか」とした方向に進んでいます。

ただし、これらの予測も
市場の動向次第では容易に変わるためご注意ください。

12月開催の米国FOMCで、
「まだインフレ対策は長期的に必要」
「利上げの余地はある」といった発言があれば、
再度円安傾向が強まるでしょう。

逆に、「利下げ終了」と
受け取れる発言が見られれば、
今よりも円高に推移する可能性もあります。

8月の143円台から急速に進んだ円安も、
とりあえずは米利上げ打ち止めの観測から、
少し落ち着きを見せる展開となりました。

年末までにどのように変動するかは、
米国の金融政策の方向性が鍵となります。

こちらに関しても、
変化があればお伝えしますので、
次回の配信を楽しみにお待ちください。

それではまた!

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2023年11月27日配信のメールマガジンとなります。
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