こんにちは、
PPSの吉岩です。
10月末に行われた
日銀金融政策決定会合では、
長期金利の再修正が発表されました。
前回の上限1.0%から、
「上限1.0%をめど」に変更されています。
わずかな変化ですが、
今後は1.0%を超えた場合でも
容認する体制に変わります。
そして、11日時点の長期金利は0.849%です
これまでの修正の影響もありますが、
昨年と比べても徐々に上昇しています。
その長期金利ですが、
上昇すれば不動産の固定金利や
企業への貸出金利に影響するのは、
以前にもお伝えしました。
金利が上がれば返済額も上がるため、
お金を借りづらくなります。
日本が金融緩和を続けているのも、
金利を低く抑えて、
借りやすい状況を作っているのです。
低金利であれば企業の設備投資や、
家計の不動産ローンなども組みやすくなるため、
経済にお金が回り景気回復効果となります。
その長期金利が、
昨年から上がり続けているため、
このまま上昇すれば若干ですが、
ローンの金利にも影響があります。
そして、この長期金利の変化は、
預金金利にも影響が起こりました。
三菱UFJ銀行が、
長期金利上昇の影響を踏まえて、
定期預金の10年金利を
100倍に引き上げたそうです。
100倍と聞くと驚きの数字ですが、
実際は0.002%から0.2%の上昇となります。
100万円で10年定期を組んだとしても、
利息は税抜前で2,000円程度です。
まだまだ定期預金がお得とは
言えるほどの金利ではありません。
とは言え、
長期金利がローンの返済だけでなく、
預金の金利にも影響し始めました。
今後も、現在注目されるマイナス金利の解除のほか、
長期金利の更なる修正などから、
私たちの生活に関係する金利も変化します。
金融政策の修正で、
生活やお金にどういった影響があるのか。
それらも定期的に配信したいと思います。
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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この記事は2023年11月7日配信のメールマガジンとなります。
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