PPSメールマガジンvol.133「150円となった日本円の価値」 2023.11.13　#メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

さて、ドル円レートは
ついに150円を突破し、
昨年を超える円安状況も見えてきました。

日本円の価値は
過去30年で最低クラスまで落ち込み、
バブル崩壊以前のレートに近づいています。

途中円高に動く場面もありましたが、
根本的な円安要因は変わらないため、
この流れが変わらないでしょう。

今の円安要因は、
世界各国がインフレ対策で金利を上げるなか、
日本だけが真逆の異次元緩和を続けていることが原因です。

日本円よりも他の通貨の方が資産価値が高い

そのような思惑から、
円が売られて他の外貨が買われます。

そして、更なる円安に進むのです。

私たちが円を持つのは、
日本に住んでいるから必要であり、
それ以外の理由ではありません。

今の日本円は、
価値が下がり続けている通貨です。

つまり、「持つだけで損をしていく通貨」となります。

円建て運用の資産ならば、
まだ利回りのリターンが望めますが、
現金にそのリターンはありません。

むしろ、円の価値が下がっているため、
資産の目減りだけを受けています。

少しだけ話を変えますが、
投資にはリスクが付き物です。

ただし、それは株式や不動産だけの話ではありません。

現金にも投資と同じリスクは存在します。

日本円は日本の金融政策や
経済情勢で価値が変動しています。

日本円だけを持つのは、
日本への投資と同じなのです。

利息がほとんどない預金、
自宅で眠らせるタンス預金も
日本経済の先行きで価値を目減りさせます。

たしかに、円だけの資産形成は、
手元に置ける安心感はありますが、
将来にそのまま価値を残せる安心感はありません。

「円の一部を外貨を替える」

余剰資金をドルなど外貨で持つのが、
資産の将来を守る方法となるでしょう。

PPS.Llc代表　吉岩勇紀

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この記事は2023年11月7日配信のメールマガジンとなります。
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