PPSメールマガジンvol.132「日本のGDP4位転落の背景」 2023.11.10 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

日本のGDPがドイツに抜かれ、
世界4位に転落する
見通しであると発表されました。

今回はGDPや、
日本転落の背景をお伝えします。

まずGDPとは、
国の経済規模を示す目安であり、
国内で生産された物や
サービスの付加価値の合計です。

この付加価値とは、
商品から材料や燃料費を引いた価格で、
利益や儲けの部分を指します。

付加価値が大きくなると、
各企業の利益や個人の賃金が増えるだけでなく、
国も税収が増えていくため、経済が成長します。

そのため、
GDPは国内でどれだけ利益が
生まれたかの数字となり、
国の経済規模や成長を表す数字です。

そして、日本がドイツに抜かれたのは、
物価上昇やインフレが背景にあります。

ドイツは日本以上のインフレが起こり、
物価上昇と賃上げも急激に起こりました。

日本とドイツのインフレ影響度合いが
GDPに反映されたと言われています。

また、今回のGDPは名目GDPと呼ばれる
物価や為替影響が含まれた数字です。

ドルベースでの数字となるため、
円安で目減りしている日本を、
物価上昇が強いドイツが追い越す形になりました。

これだけを見れば、
円安の影響で終わるかもしれません。

しかし、日本の経済成長が
他国より遅れている事実に変わりはありません。

2011年には中国にGDPを抜かれ、
そして、今回は日本より人口が少ない
ドイツに抜かれる見通しです。

さらには、2026年にはインド、
そして東南アジアの新興国にも
今後は追い越されることが予測されています。

そのため、
決して楽観視できる内容ではなく、
日本の経済成長や国際競争力が
落ちた結果でもあります。

日本が経済大国と呼ばれなくなる日も
近づいてきているかもしれません。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2023年11月3日配信のメールマガジンとなります。
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