PPSメールマガジンvol.129「ドル円150円の攻防、突破はいつ頃?」 2023.10.30 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

ドル円は先週末の時点で、
149.88円まで接近し、
節目の攻防が続いています。

アメリカでは、
経済指標で景気が底堅い結果が表れており、
金融引き締めが長期化する見方が強くなっています。
※ 金融引き締め:現政策金利の利上げもしくは継続

この流れから、
円売りドル買いの動きも進み、
150円手前まで達しています。

しかし、
為替介入に対する警戒感も強く、
突破までは至っていないのが今のドル円です。

このまま行けば、
ドル円は150円に達するのは
時間の問題と思われます。

突破のタイミングで、
為替介入も起こる可能性も高いですが、
介入で140円台に下がったとしても、
やがては元の位置に戻ります。

米国は金利据え置き、
日本は金融緩和の状況が変わらない以上、
金利の高いドルに動く流れは変わりません。

この流れが変わるとすれば、
昨年と同じく、
日本の金融緩和修正などのサプライズが必要です。

日本が金融緩和にメスを入れる。

そういった、
市場に衝撃を与える事実が無ければ、
根本的な部分は変わりません。

日銀植田総裁は、
「金融緩和の粘り強い継続」と、
会見の場で何度も伝えています。

しかし、日本の金融緩和修正を
予測するニュースも出回っており、
それが為替にも影響を与えています。

事実はどうあれ、
月末の日銀金融政策決定会合で、
改めて発表されるでしょう。

政策に若干でも修正があれば、
今の円安も多少落ち着くと思いますが…。

あくまで多少です。

今の為替レートが落ち着いても、
円安の状況は変わりません。

そして、世界情勢を見ても、
日本の円安は来年以降も続くでしょう。

そのため、円安による資産や物価の影響は、
今後も受け続けていくことになります。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2023年10月23日配信のメールマガジンとなります。
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