PPSメールマガジンvol.125「米金利上昇とドル円の行方」 2023.10.09　#メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

さて、ドル円は149円後半まで上昇していますね。

先週は、米長期金利の急上昇の影響で、
株価や為替に影響の起きた週となりました。

アメリカでは、
議会で予算協議が難航したことで、
政府機関の閉鎖が不安視され、
市場で米国債の売りが強まりました。

国債が売られると
金利が上昇する傾向があるため、
米長期金利が上昇したわけです。

また、原油価格の高騰により、
アメリカの金融引き締めが
長期化する見方が強くなったことから、
円売りドル買いが強まり、円安が進んでいます。

1ドル150円も目前に迫っており、
為替の口先介入の回数も増えています。

150円を超えたあたりで
介入が起きるのではないかとも予想されていますが、
日々の値動きは小さくなっています。

これは、為替介入への警戒感があるためです。

しかし、金利上昇の影響や日米金利差の拡大により、
じわりじわりと円安へと進行しています。

1日で1円以上が動く相場であれば、
為替介入が行われる可能性がありますが、
現在のような値動きの場合、
150円台に入ってもまだ様子見される場合があります。

また、今週は米雇用統計が金曜日に発表されます。

雇用統計の結果が、
米経済が依然として強いことを示せば、
円安に拍車がかかる材料となるかもしれません。

いずれにせよ、
1ドル150円にはいずれ到達しそうな見通しです。

どこまで円安が進んでいくか、
どのタイミング為替介入によって水を差されるか、
この介入の睨み合いがどこまで続くかが、
今後の注目点となるでしょう。

PPS.Llc代表　吉岩勇紀

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この記事は2023年10月2日配信のメールマガジンとなります。
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