PPSメールマガジンvol.104「インフレだから資産運用を始めるべきなのか？」 2023.07.24　#メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

現在の長期化するインフレにより、
物価上昇や資産の目減りを
実感する機会が増えています。

このような状況下で、
「インフレだから資産運用を始めるべき」
という声が多く聞かれますが、
私自身はその考え方に疑問を持っています。

資産運用における私の見解は、
長期的な利回りを追求しつつも、
経済情勢の影響を受けにくい資産を構築することです。

かつての日本では、
定期預金がその役割を果たしていましたが、
現在の低金利ではほとんど利息を得ることはできません。

また、将来の経済不安も懸念される状況もあり、
そのため、利回りを得るためには他の投資が必要です。

しかし、インフレや円安といった状況では、
資産の価値や投資商品の変動が起きる可能性があります。

その変動を正確に予測することは難しいですが、
一つ言えることは、円の価値が下がる傾向にあるということです。

特に大量の円資産を保持している場合は、
その目減りリスクを大きく受けることになります。

したがって、資産運用においては、
円資産を保有するだけでなく、
外貨への分散投資や利回りのある商品への
投資を検討することが重要です。

これによって将来的な利回りを
追求する仕組みを作ることができます。

また、デフレ時代でも同様の考え方が適用されます。

円の価値は上がりますが、
結局はインフレやデフレの影響で
円資産の価値は変動することになります。

そのため、円資産だけでなく
他の資産形成を築く必要があります。

ただし、資産運用にはリスクが伴いますので、
個人の判断やリスク許容度に応じた選択を行う必要があります。

生活費や緊急時の備えなどを除いた
余剰資金から始めることが望ましいですが、
余剰資金がない場合は積み立て投資から始めることも考慮すべきです。

結論として、
「インフレだから」という理由だけで
焦って資産運用を始める必要はありません。

資産を守り、目減りを防ぐためには、
いつでも外貨や投資商品への分散投資を考えることができます。

大切なのは、将来の資産形成や日本経済の動向、
円の行方を考慮しつつ、自分に合った資産形成を見つけることです。

将来の資産形成に向けて、
適切な資産運用を模索していきましょう。

吉岩 勇紀

PPS.Llc代表　吉岩勇紀

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この記事は2023年7月17日配信のメールマガジンとなります。
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