こんにちは、
PPSの吉岩です。
驚くべきことに、
ドル円相場はわずか数日で7円近くも円高に振れ、
現在は138円台にまで変動しています。
この急激な円高の背景には、
いくつかの要因が絡んでいるようです。
まず、先日発表された
米国のCPI(消費者物価指数)が
市場予測を下回ったことが挙げられます。
市場の想定以上にインフレ(物価)が
抑制されているという見方が強まり、
主要通貨全体でのドル売りが進みました。
さらに、
今月末の日銀の金融政策決定会合における
YCC(イールドカーブ・コントロール)修正の
予想が高まったことも、円高の要因となっています。
もし、実際に修正や撤廃が行われれば、
ドル円レートに大きな変動が生じる可能性があります。
修正観測から金融市場では、
リスクオフ(リスク回避志向)の動きが高まり、
円買い・ドル売りが進んだと考えられます。
一方で、先月に売られすぎた円が調整により、
買い戻されているという可能性もあります。
現時点では、
円高が一時的なものかどうかははっきりしませんが、
注目すべき重要なポイントは、
今月末の日銀会合におけるYCC修正の有無です。
会合は28日に開催されますので、
その結果によって市場予想や
投資家の動向が変わる可能性があります。
以上が、現在の円高動向と
注目点についての私の見解です。
今後もドル円相場の動向に関する
情報を提供してまいりますので、ご期待ください。
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
====================================
この記事は2023年7月13日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。
最新の情報を受け取りたい方は、
下記URLからメールマガジンをご登録ください。
■メルマガバックナンバー
https://pps-life.co.jp/mailmaga/
■メールマガジン登録
https://pps-life.co.jp/mailmaga/form/
====================================