PPSメールマガジンvol.100「タンス預金は悪なのか?」 2023.07.10 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

昔からタンス預金は、
一般的なお金の保管方法として
広く利用されてきました。

しかし、最近ではタンス預金が
悪とされる風潮が広まっています。

なぜ、かつて一般的だったタンス預金が
悪とされるようになったのでしょうか。

タンス預金そのものは、
自分でお金を管理できる点や、
備えとしての防衛資産としての役割を持ちます。

しかし、
タンス預金は表で動かないお金であることから、
脱税と関連付けられることも多くなったのです。

お金には必ず履歴が記録されます。

収入なら銀行に入出金記録が残り、
仕事であれば発注書や契約書などの
取引記録が残ります。

タンス預金は、
そういった記録を介さずに保管されるため、
どんな経路で得たかわからない
グレーな資産と見られるのです。

そして、
高額のタンス預金は脱税の疑いをかけられやすく、
税務署なども目を光らせています。

たとえば、相続や贈与で得たお金や、
金融機関を介さずに得た高額収入に対して、
課税を回避しているという疑いが生じるからです。

ですが、収入の一部を自宅で貯金することや
緊急時の備えとして
準備することは違法ではありません。

ただ、大金や収入から
想定できない額のタンス預金は
疑いをかけられやすいお金という形になります。

さらに、来年の新紙幣の刷新や、
グレーな資産形態となる問題も考えれば、
タンス預金だけで現金を保有することにも
リスクがあるのです。

また、日本政府はこの眠った預金である
タンス預金を投資に回させようと促しています。

かつては投資より預金であった日本も、
今後は預金よりも投資という
風潮に変わろうとしています。

そういったリスクや風潮も考え、
今後はタンス預金だけでなく、
資産の分散管理が重要です。

信頼できる銀行口座の活用や
金融商品での資産運用、
海外口座による海外資産化など、
分散先のメリットや注意点について
理解することが重要です。

結論として、
タンス預金自体は悪ではなく、
一定の意義があります。

しかし、将来の安全性と資産形成の観点から、
分散投資や金融商品の活用、
海外資産化などを検討することが推奨されます。

タンス預金の便利な部分だけに捉われず、
専門家のアドバイスを受けながら、
適切なリスク管理を行い、
資産の多様性を追求することも大切です。

もちろん、個人の資産形成は自由ですが、
将来に備えた安全性や収益性を考えると、
分散投資や金融商品の活用が
有益と言えるでしょう。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

参考)
新紙幣刷新とタンス預金の関係について知りたい方は、
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この記事は2023年7月3日配信のメールマガジンとなります。
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