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3月ドル円まとめ – 中東情勢でインフレ再燃|PPSメールマガジン vol.363 2026.04.13 #メールマガジン

3月のドル円は、
157円台から一時160円台に到達後、
月末は158円台で終えました。

イラク情勢の影響から、
年明けに比べ円安に推移しています。

今回は、前月の動きを振り返り、
その背景を整理します。

▼ 3月に起きた3つの要因

今回のドル円の変動には、
「米・イスラエルによるイラク攻撃」
を起点とした3つの要因があります。

① 原油価格の上昇
② インフレ懸念の再燃
③ 米国の利下げ期待の後退

なかでも影響が強いのは、
①の原油価格の上昇です。

▼ なぜ原油価格は上昇したのか

イラクを含む中東地域は、
世界の原油供給の中心です。

この地域で衝突が起きると、
「供給が止まる可能性」が市場で意識されます。

ここで重要なのは、
実際に止まったかではなく、
"止まる可能性”です。

この不確実性を背景に、
供給不安や投機資金が原油市場へ流入し、
実需以上に価格を押し上げました。

原油価格の上昇は、
あらゆるコストに影響するため、
インフレの再燃が意識されます。

▼ インフレが金融政策を縛る

本来、国の政策金利は景気に応じて調整されます。

近年の米国では、
金利を下げる方向が意識されていました。

しかし、インフレが再び意識されると、
利下げが難しくなります。

物価が上がる局面で金利を下げると、
さらにインフレが進むためです。

実際に米国と日本も、
今月の政策金利は据え置きを発表し、
中東情勢の影響を注視する方向性をとっています。

そのため、当面の政策金利は据え置きが見込まれ、
しばらくは日米の金利差が、
より意識される局面となりました。

▼ ドルが選ばれやすい展開に

金利が高い通貨には、
資金が集まりやすくなります。

価値の生まない(利息のつかない)
通貨よりも価値を生む通貨へ資産が動くためです。

今回の局面では、
米国の利下げ停滞が意識された結果、
ドルが選ばれやすくなり、
円安が進行しました。

また、中東情勢の影響から、
有事のドル買いも起きており、
基軸通貨であるドルが買われやすい状況とも言えます。

▼ まとめ

今回の流れは以下の構造です。

イラク攻撃
→ 原油上昇
→ インフレ懸念
→ 米利下げ見込みの低下
→ ドルに資金が流れる
→ 円安

過去の例でも、
中東での軍事衝突は原油高騰を招き、
物価、為替、資産も動かします。

その起点となった原油の高騰。

次回はこの高騰の影響について、
もう少し深掘りしたいと思います。

それではまた。

PPS.Llc代表 吉岩 勇紀

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この記事は2026年4月6日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

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