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日銀利上げ観測でも、なぜ円安に進むのか|PPSメールマガジン vol.361 2026.04.06 #メールマガジン

3月の金融政策会合では、
日米ともに据え置きとなりました。

その中で、日銀が早期利上げに
踏み切るとの思惑も高まっています。

本来、利上げが意識される局面は、
円が買われやすくなり、円高に動きます。

しかし、今のドル円は、
据え置き発表後やや円高に振れた後、
再び160円目前まで円安に進行しました。

「利上げ観測が高まっても、円安が進む」

この違和感こそが、今回のポイントです。

▼ 前提としての市場環境

先週お伝えした通り、
現在の金融市場は原油高が起点となる
インフレ懸念が意識されています。

景気への影響も強いと見られ、
利下げ傾向にあった米国も、
今後の見通しが難しくなりました。

一方、日本は物価高対策による
早期利上げを期待する流れが生まれています。

「インフレと金利動向」

これらが今回の動きとなる土台です。

▼ なぜ円安に進むのか

今回の主因は、「金利差が縮まらないこと」です。

仮に日銀が、
市場の思惑通りに来月利上げを行ったとしても、
その幅は限定的と見られています。

一方で、米国はインフレの懸念から、
現金利の維持が続くと予測されます。

今の政策金利は、
・日本:0.75%
・米国:3.50〜3.75%

日本が0.25%程度利上げしたとして、
金利差は依然として大きく残ります。

つまり、
・日本:低金利 → わずかに上昇
・米国:高金利 → 維持
この構図は大きく変わりません。

金利差の長期化も見込まれ、
投資家の資金は引き続きドルに向かいます。

▼ まとめ
市場は「利上げしたか」ではなく、
「どちらが有利か」で判断します。

今回のケースでは、
・円:上がる可能性はあるが弱い
・ドル:高金利のまま維持

この差が埋まらないため、
円よりドルが選ばれる構造
(=金利差が維持される状態)になっています。

これが、今回の利上げ観測でも
円安に進んでいる理由です。

また、金利差以外にも
ドルは円よりも資金が集まりやすい
立ち位置にあります。

その理由については、
また次回、深掘りしていきます。

それではまた。

PPS.Llc代表 吉岩 勇紀

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この記事は2026年3月30日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

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