お金を守ることを
テーマにお伝えしている中で、
最近特に増えている相談があります。
それは──
「貯めることはできたけれど、
どう活かせばいいのか」という声です。
長引くインフレ、円安、金利上昇。
不確実性の高い時代だからこそ、
“資産を持つこと”がゴールになりがちです。
しかし、本当に大切なのは、
「持つ」ことの先にある“使い方”です。
これまでの日本では、
「貯蓄=安心」という価値観が根強くありました。
ところが、インフレが定着し、
通貨の価値が目減りする今、
“貯めるだけ”では資産が守れない時代になっています。
大切なのは持つだけではなく、
どう使っていくか。
資産の“出口”を設計する発想です。
たとえば、
・今の生活で現預金はいくらまで必要かを考える
・余裕のある資産を外貨や別の資産で運用
・老後や子ども世代への資産移転を計画的に行う
これらは単なる「消費」ではなく、
“資産を動かしながら生かす”行動の一歩です。
そして、資産を計画的に動かすことで、
むしろ守れる側面もあります。
海外の富裕層では、
資産を守りながら使う
“資産循環モデル”が一般的です。
たとえば、投資で得た収益を再投資し、
資産を単なる“塊”ではなく“流れ”として機能させる。
その循環こそが、
資産の持続性を高める仕組みです。
一方で、資産を動かさず持ち続けると、
インフレや税制改正、為替変動などによって
静かに価値が削られていきます。
資産を守るとは、
「止めない」「滞らせない」ことなのです。
こうした運用は、
貯蓄や収益が安定し始め、
将来の備えを意識する40代こそ、
“出口”を意識する最適なタイミングです。
・いつ、どの資産をどの順番で取り崩すのか
・どの市場・通貨・商品に配分しておくのか
・どの割合を再投資や生活資金に回すのか
これらを今から設計しておくことで、
資産の寿命を10年、20年と延ばすことができます。
出口を描くというのは、
“減らすための計画”ではなく、
“長く生かすための戦略”です。
資産形成の第一段階が
「守る」だとすれば、次の段階は「活かす」こと。
持っているだけでは、
時代の変化に追いつけません。
運用しながら増やし、
循環させながら守る。
その意識の転換が、
これからの時代の“出口戦略”です。
これまで築いた資産をどう生かし、
そして次の世代や未来へどうつなげていくか。
今こそ、“使う力”を見直すときです。
それではまた。
PPS.Llc代表 吉岩 勇紀
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この記事は2025年11月17日配信のメールマガジンとなります。
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