9月のドル円相場は、
月初の147円台からじわじわ円安が進み、
現在は149円台に到達しました。
米国が利下げを開始し、
日米金利差は縮小したにもかかわらず、
円安基調が続いたのはなぜか──。
今回はその背景を整理します。
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① 9月上旬:147円前後
米雇用統計が予想を下回り、
一時146円台まで円高が進みました。
ただその後、
石破総理の辞任発表による政局不安が意識され、
一時148円台まで円安に進む場面も。
短期での一時変動もありましたが、
最終的にはFOMCや米CPIを控え、
ドル円レートは147円台で落ち着きました。
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② 9月中旬:147円台 → 148円台へ
米CPIはほぼ予想通りとなり、
FOMCでは政策金利0.25%の利下げが発表。
一方、日銀は政策金利の据え置きを発表し、
円高に進む材料となりました。
ただし、その後に発表された米経済指標の結果から、
米長期金利が上昇した影響により、
148円の円安へ進行しています。
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③ 9月下旬:148円台 → 149円台へ
米経済指標の一部の結果が強く、
米景気の堅調さが意識され、利下げペース鈍化の思惑が浮上。
加えて、自民党総裁選を巡る思惑が円売りを誘いました。
高市氏なら積極財政、他候補でも現状維持が予想され、
市場はいずれも円安材料と受け止めたのです。
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④ まとめ
上旬:弱い雇用統計 → 利下げ観測強まるも政局不安で円安戻し
中旬:米利下げ+日銀据え置き → 一時円高も再び円安へ
下旬:米景気の底堅さ+総裁選思惑 → 149円台へ接近
9月は、利下げ=円高という
単純な構図では語れない展開でした。
日本の政治要因と米国経済の強さが重なり、
むしろ円安が進行したのです。
こうした複数要因が重なり、
ドル円は149円台へ接近する動きとなりました。
現在注目される総裁選は10月4日に開催、
また、9月の米雇用統計が10月3日に発表されます。
これらは重要な指標となるため、
現在の動向も来週には大きく変わるかもしれません。
こちらも変化があれば、
またお知らせいたします。
それではまた。
PPS.Llc代表 吉岩 勇紀
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