PPSメールマガジンvol.176「長期の資産運用が難しいとされる理由」 2024.04.29 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

将来に向けた資産運用において、
長期投資が適していると言われます。

これは、世界経済は日々成長を続けており、
その恩恵は長く持つことで受けやすいためです。

代表的な例は全世界株や米国株ですが、
金やビットコインも
右肩上がりに資産価値を高めています。

ですが、金融資産を長く持つことが、
資産運用で最も難しいとされており、
多くの方が途中で断念して資産を減らします。

なぜなら、その時の心理的な感情により、
長期投資の判断が崩れてしまうからです。

人は資産を動かした場合、
大なり小なりの額でも、
期待の反面で不安も生まれます。

なかには、口座やチャートを何度も眺め、
気になってしょうがないと
感じるという方もいるでしょう。

短期投資であれば確認は必要ですが、
長期投資が目的の場合は、
日々の変動に一喜一憂する必要はありません。

ですが、目先の増減から、
これ以上失いたくないという感情や、
もう十分といった感情が
長期運用を途中で止める判断を招きます。

さらに、世の中の変化からも、
運用が大きく揺さぶるケースが多いです。

今は投資が歓迎されている風潮ですが、
大きな暴落が一度起きれば、
その流れが一変する可能性があります。

ニュースでもそれが報じられ、
「やらないのが正解」
「大損して貯金を失った」と言った
世の中にネガティブな反応が広がります。

投資には必ず上昇と下落の場面があるため、
いつかはこのような状況に巡り合うのですが、
その時でも続けられる人はごくわずかです。

多くの方は世論が否定的になれば、
長期投資の目的よりも不安が強くなり、
そこで運用をやめてしまいます。

つまり、長期投資で必要なのは、
世の中がどんな状況でも
継続させる目的と意志が必要となります。

その目的とは老後資産の準備や、
10年、20年後のリタイアなどの明確な目的です。

人に勧められたから、
皆やっているからという曖昧な理由では、
一時的な変化に耐えることができません。

そして、資産運用には、
資産を減らすリスクも付き纏います。

減らす恐怖を抑えるには、
今の生活の影響を起こさない
余裕のある資金で行うべきと言う点は、
これまでもお伝えした通りです。

余裕の無い資金では、
下落に備える力を持つことはできません。

また、現金(円)というのは、
良くも悪くも金額が変わらない面を持ち、
それはある意味安心感でもあります。

仮にインフレの影響から、
100万円が50万円の価値に目減りしても
表面上の額は変わらないため、
100万円を持っている安心感は残ります。

ですが、資産価値が落ちているのも事実です。

この資産価値の目減りを抑えるのが、
資産運用の役割となります。

まとめると、長期の資産運用には、
こうした心理的なリスクがあり、
それを理解して運用する必要があります。

不安に抱えずに運用するには、
どんな目的か、どの程度の資産が必要か、
それはその人の状況でも大きく変わります。

目的や余裕資金を確認し、
長く運用できる状況を見つけましょう。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

====================================
この記事は2024年4月22日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

最新の情報を受け取りたい方は、
下記URLからメールマガジンをご登録ください。

■メルマガバックナンバー
https://pps-life.co.jp/mailmaga/
■メールマガジン登録
https://pps-life.co.jp/mailmaga/form/
====================================