こんにちは、
PPSの吉岩です。
ドル円はGW期間で
大きな値動きをしました。
一時は160円を突破後、
151円台まで下がり現在は154円台です。
これだけ大きく円が動いたのは、
為替介入が実施されたためです。
介入が起きた動機は、
おそらく4月末の急激な円安変動だと思われます。
これは日銀会合で植田総裁の発言が、
今の円安状況を受け入れている方向であると
金融市場が受け止めたからです。
29日までにドル円は160円まで進み、
その後、日本の為替介入により、
再び154円台に戻っています。
介入の理由は公言されてませんが、
急激な円安推移のほかにも、
日本の大型連休を狙った海外投機筋の動きが
目立ったためと言われています。
為替介入は連休中に2度行われ、
米国の金融政策据え置きの発表があった事もあり、
151円まで円高に動きました。
この連休期間だけでも
9円近く変動が起きた稀な事態です。
とは言え、現在は155円台と
円安に戻りつつあります。
やはり為替介入だけでは、
円安状況が終わるわけではありません。
日米金利差が縮まるまでの
抑止力としての効果を期待するばかりです。
しばらくは介入が起きたラインを
超すことは当面無いかと思われますが、
160円台手前まで戻る可能性があります。
6月の日米両国金融政策、
そして米国の経済指標に強い変化がなければ、
150円台はまだ続くと思われます。
この数ヶ月は150円を超す円安ですが、
長期化するとこの先の物価にも影響します。
昨年レートと比較しても円安が強く、
更なる値上げも覚悟しなければなりません。
円安が進むと私たちの生活に影響するのは、
円資産の目減りと物価ですので、
まだまだ苦しい状況が続くでしょう。
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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