PPSメールマガジンvol.161「2月のドル円を振り返って」 2024.03.08　#メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

2月のドル円は、
昨年同様の150円台に突入しました。

1月は148円台だったのに対し、
2月は150円台へ推移し、
円安が進行しています。

この文章を書いている現在、
要人発言から149円台に下落しましたが、
今の円安基調が変わる内容ではありません。

米国経済の強さが予想を上回っており、
それがドル高円安の要因となっているためです。

また、日本株に海外マネーの流入が
増えているのも一因です。

この円安基調が円高に転換するには、
日米金利差の縮小が必要ですが…。

米景気の強さが、
米政策金利の引き下げ予測を後退させています。

そのため、
アメリカは3月も金利を据え置く可能性が高まり、
その場合は円安がより一層進む可能性も考えられます。

また、政策金利決定の会見にて、
利下げに否定的な発言が目立った場合も、
円相場の動向に大きな影響を与えるでしょう。

日本側もマイナス金利解除の期待が高まっていますが、
早くても4月以降の実現となる見込みです。

よって、円安が落ち着く流れになるには、
まだ時間がかかりそうです。

円高への移行は一朝一夕には起こりません。

一時的な変化はあっても、
各国の景気状況や政策金利の変化から
円相場が影響を受けます。

円安から円高基調に変わるにも
徐々に変化するということは
予め把握しておきましょう。

今月は日経平均株価の史上最高値更新など、
景気に明るいニュースもありましたが、
円安による生活への負担は当面続きそうです。

今回の振り返りは以上となります。

3月が始まりましたが、
まだまだ冷え込む日も多いので、
体調にはお気をつけください。

それではまた！

PPS.Llc代表　吉岩勇紀

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この記事は2024年2月29日配信のメールマガジンとなります。
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