こんにちは、
PPSの吉岩です。
前回のメルマガで、
米国が利下げに前向きだとお伝えしました。
これにはドル円や株など市場も強く反応し、
来年に向けた変化も見え始めています。
さて、アメリカが利下げと言っても、
一気に0%まで下げるわけではありません。
今回はその利下げの着地点についてお伝えします。
まず、現在の米政策金利は、
「5.25-5.50%」となっています。
インフレ対策のため、
2022年から徐々に金利を上げた結果、
現在の利率まで上昇しました。
そして、今は景気減速が見え始め、
政策金利を下げる方針に移ろうとしています。
利下げも利上げと同じく、
0,25%〜0.5%と様子を見つつ徐々に下げる形です。
経済学者達の見通しでは、
2024年では、累計1%~0.75%程度の
利下げが行われると予想されています。
来年で4%台、再来年で3%台に下げる流れです。
利下げに慎重なのは、
インフレの再燃化防止もありますが、
景気の悪影響などの不安要素もあるためです。
匙加減を間違えれば、
一気に不景気に陥るリスクがあります。
実際にアメリカが利下げを始めれば、
米景気不安や経済崩壊などの記事も
増えていくでしょう。
そのため、利下げを行う際は、
景気を抑制させながらも悪影響を起こさない
ソフトランディング(軟着陸)が求められます。
政策金利を決める中央銀行側も、
データと動向を注視し、
慎重な判断を行わなければならないのです。
また、政策金利は2~3%前後台が、
景気に影響を起こさない値と言われています。
よって、1年1%程度の利下げを進め、
数年ペースその数値に収まる動きになると思われます。
もちろん、経済学者の予測通りに
利下げが進むとは限りません。
世界情勢に変化から、
それに対する影響も起こり、
インフレが再燃化すれば、
再び据え置きや利上げが視野に入るためです。
為替などの金融市場もこの影響を受け続けるため、
日本円もまた、円も米経済や政策金利から、
円安・円高と変化するでしょう。
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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この記事は2023年12月22日配信のメールマガジンとなります。
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