PPSメールマガジンvol.117「9月ドル円の見通し」 2023.09.11 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

先週発表された米国の経済指標の結果から、
ドル円相場は一時144円台まで変動しました。

その後、米金利上昇の影響を受け146円台まで戻り、
ほぼ横ばいの結果となっています。

経済指標の結果を見極める展開から、
円安・円高の方向感が定まらない結果です。

金融市場は米政策金利の再利上げを注目しており、
先週発表された米経済指標から、
年内利上げの可能性は低くなったとの見方が強まっています。

米利上げについては、
9月19日開催のFOMCにて発表されますので、
開催までの期間はこの動きが続くでしょう。

また、利上げの是非も重要ですが、
FOMCの内容や要人発言から、
「今後も利上げが行われる可能性が高い」
と、市場が受け取った流れとなった場合は、
円安相場が長く続く見込みとなるでしょう。

そして、同じ週の22日には、
日銀の金融政策決定会合も開催されます。

日本においては、
金融緩和政策の継続や修正が焦点となります。

金融市場はさまざまな要因によって
為替相場が動くことがありますが、
やはり根本的な要因は各国の政策方針です。

米金融政策が利上げが止まり利下げへと移り、
日本は金融緩和も徐々に終了へ、

という政策転換の流れから日米金利差が縮まり、
円安が落ち着いていくのが望ましいですが、
これはまだまだ先の話です。

9月は両国の金融政策決定会合までの間、
経済指標の結果による変化や政策の見通しを
見守る月となりそうです。

また、現在は為替介入の警戒感は薄まっていますが、
さらなる円安へと向かった場合、
対策としての牽制発言が強まる可能性も考えられます。

為替に大きな変化があればお伝えしたいと思います。

それではまた!

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2023年9月4日配信のメールマガジンとなります。
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