PPSメールマガジンvol.115「昨年水準の円安、今後の展望は」 2023.09.04 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

現在、ドル円は146円台で推移しています。

先週、米連邦準備制度理事会(FRB)の
パウエル議長が行った講演で、
以下のポイントが述べられました。

「米国のインフレ率は依然として高い水準」
「更に利上げを行う用意もある」

講演の内容から、
金融市場も年内の再利上げや
据え置きによる高金利環境が続く
見通しが強くなりました。

また、利下げへの転換タイミングも
来年早々には無いという見方が強まっています

その影響から、
米長期金利が上昇し、
ドル円も146円台に上昇しました。

今週は米雇用統計を代表とした、
米経済指標が続けて発表される週です。

これらの数字次第で、
更なる円安材料となる可能性があります。

一方で先週、日銀の植田総裁と岸田首相で、
金融情勢に関するの会談が行われましたが、
為替に関する議論は行われなかったそうです。

現在の円安が政府による容認姿勢であれば、
150円台への上昇も可能性にあります。

こうした円安傾向に対して、
政府はどのような牽制を行うのか、
様子見の体制なのかが注目されるところです。

私たちも円安に慣れてきた感覚もありますが、
現在の為替レートは昨年と比較して高水準です。

円安の脅威が再び家計に迫っている状況と、
更なる物価の値上げも予想されます。

しばらくは、
円安進行と日本政府の為替対応で
動きが続く流れとなりそうです。

また変化がある際には、
その状況をお伝えしたいと思います。

それではまた!

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

====================================
この記事は2023年8月28日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

最新の情報を受け取りたい方は、
下記URLからメールマガジンをご登録ください。

■メルマガバックナンバー
https://pps-life.co.jp/mailmaga/
■メールマガジン登録
https://pps-life.co.jp/mailmaga/form/
====================================