PPSメルマガバックナンバー

お問い合わせフォーム お問い合わせ

通貨とは「信頼装置」である|PPSメールマガジン vol.358 2026.03.27 #メールマガジン

前回は、資産を通貨の視点から整理しました。

日本で生活していると、
収入も資産も生活費も
自然と円を中心に構成されていきます。

それは意識して選んだのではなく、
円で完結する環境の中で生活しているからです。

では、そもそも通貨とは何なのでしょうか。

今回は、通貨の役割を少し整理します。

▼ 通貨は価値をやり取りする道具

日常生活において、
通貨の役割を意識することは
ほとんどありません。

しかし、本来の役割は非常にシンプルです。

私たちの生活は、
労働により価値を生み出します。

その価値を一度通貨の形に変え、
別の価値と交換します。

たとえば、労働で得た価値は、
給与として支払われます。

そして、その通貨を食料や住居など、
別の価値と交換します。

こうして、価値をやり取りするための
道具がお金であり、
私たちが日常で使っている円です。

▼ 価値を保存する役割

通貨にはもう一つの役割があり、
それが、得た価値の保存です。

労働で得た価値は、
そのまま保存できません。

給与の形で通貨として受け取り、
その価値を保管できます。

そして、必要な物を交換し、
残った通貨は貯金として保管できます。

この仕組みがあるからこそ、
私たちは日々の生活や
将来の準備を円滑に行えるのです。

▼ 通貨は信頼によって成り立つ

ただし、通貨には金や銀のような
「実体的な価値」を
持っているわけではありません。

通貨が価値を持つのは、
国内社会や世界が
その通貨を信頼しているからです。

国内で不便なく使え、
政治や経済も安定している。

そうした状況が、
通貨の価値を支えています。

そのため、信用の低い通貨は、
誰も持ちたがらなくなり、価値は下がります。

価値の実体がない紙幣や
硬貨が使われるのは、
通貨が信頼によって機能する仕組みだからです。

▼ 円とドルの信頼

そして、通貨への信頼は、
国や環境により異なります。

たとえば、日本円。

日本国内においては、
円でほとんどの物が購入でき、
サービスも受けられます。

それほど、日本では円への信頼が強いのです。

一方で、米ドルは国内利用だけでなく、
国際取引の場面でも使われる通貨です。

金融やエネルギーなど、
世界中でドルを中心に取引が行われ、

その結果、
ドルは基軸通貨と呼ばれるほど、
高い信頼を持っています。

国の信頼だけでなく、
決済や取引量の多さも、
その価値を高める要因になります。

▼ 通貨を見る視点

普段、私たちが意識する通貨は円のみです。

しかし、資産を見るときには
通貨の価値は重要な要素になります。

通貨は国や経済の信頼で機能し、
その変化によって価値も動きます。

そうした視点で通貨を見ると、
資産の見え方も少し変わってきます。

資産とは、「何を持つか」だけではありません。

「どの通貨で持つか」でもあるのです。

それではまた。

PPS.Llc代表 吉岩 勇紀

====================================
この記事は2026年3月20日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

最新の情報を受け取りたい方は、
下記URLからメールマガジンをご登録ください。

■メルマガバックナンバー
https://pps-life.co.jp/mailmaga/
■メールマガジン登録
https://pps-life.co.jp/mailmaga/form/
====================================