2月は一貫して、
「資産をどう増やすか」ではなく、
「何が削られているか」を見てきました。
市場は“前提”で動く。
為替は“期待の修正”で動く。
分散は“崩れないため”に考える。
そして、インフレや円安は、
資産の実質的な価値を静かに削っていく。
だからこそ、いま一度、
「守る」視点から考える必要があります。
今回は、資産を守るとは何かを整理します。
▼ 守るとは、“動かない”ことではない
「守る」と聞くと、
貯金など資産を動かさないことを
思い浮かべるかもしれません。
しかし、それは本質とは言えません。
金額が変わらなくても、
そのお金で買えるものが減っていれば、
守れているとは言えないからです。
守るとは、外部環境が変化しても、
生活水準を崩さないための準備です。
つまり、「資産を動かさない」のではなく、
「資産の構造を整えること」です。
▼ 守る対象は「金額」ではなく「購買力」
通帳残高は減っていない。
けれど、以前より買えるものが減っている。
これは特別なことではありません。
インフレは購買力を削り、
為替変動は、通貨の価値を変えます。
数字は変わらなくても、
選択肢は減っていく。
それが、実質的な資産の減少です。
そして、資産を守る本質とは、
残高ではなく、将来の選択肢を守ることです。
たとえば、老後の生活水準。
衣食住の環境。子供の教育費。
それらを維持できるかどうか。
そこにこそ、資産を持つ意味があります。
▼ 守る資産の3つの条件
では、守る資産について、
どのような構造を持つべきか。
一つ目は、単一の前提に依存しないこと。
二つ目は、一極集中しないこと。
三つ目は、時間の経過に対して脆弱でないこと。
何を持つかではなく、
どの前提に依存しているか。
そこが設計の核心です。
▼ なぜ今、この定義が必要なのか
金融市場は様々な前提で動きます。
その前提が修正されれば価格は動き、
通貨も例外ではありません。
もし自分の資産が、
ある前提に強く依存しているなら、
それが揺らいだ瞬間に
大きな影響を受ける可能性があります。
守る資産を考えるとは、
商品を選ぶことではありません。
自分がどの前提に
依存しているかを知ることです。
その前提は、
本当に揺らがないものでしょうか。
守るという視点から、
自分の資産を見つめ直す。
それが、次の出発点になります。
それではまた。
PPS.Llc代表 吉岩 勇紀
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