インフレや円安という言葉は、
日々のニュースで当たり前のように目にします。
物価が上がっている。
円の価値が下がっている。
そう聞いても、
それが「資産が削られている」感覚に
直結しづらいこともあります。
もし、株価の急落であれば、
評価額が一瞬で下がり、誰の目にも変化が分かります。
しかし、インフレや円安はもう少し静かに進みます。
預金残高が減るわけではありません。
通帳の数字もそのままです。
けれど、同じ100万円で
買えるものの量は、少しずつ変わっていきます。
たとえば、食料やエネルギーの価格が上がる。
輸入に依存している製品の値段が上がる。
企業のコストが上昇すれば、
最終的には価格へと反映されます。
その結果、同じ金額でも、
手にできるモノやサービスの量が徐々に減っていきます。
これが、“購買力が削られる”という状態であり、
円安がこの流れを後押しします。
円の価値が下がることで、
海外から仕入れるモノの価格は上昇しやすくなるからです。
それらは製品だけでなく、エネルギー、食料、原材料。
日常生活と無関係ではありません。
インフレと円安が重なると、目立った暴落がなくても、
資産の実質的な価値はゆっくりと薄まっていきます。
暴落は一瞬で分かりますが、
インフレは気づかないうちに進みます。
通帳の数字は変わらない。
だからこそ、変化に気づきにくい。
ここまで2月の配信では、市場は“前提”で動くこと。
そして資産は“崩れない設計”が
大切だという考え方を整理してきました。
インフレや円安は、
価格の上下というよりも、
前提そのものを少しずつ変えていきます。
現金は減っていなくても、
その価値は同じとは限りません。
増やすかどうかを考える前に、
今持っている資産が静かに削られていないか。
そんな視点で見直してみてもよいのかもしれません。
それではまた。
PPS.Llc代表 吉岩 勇紀
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この記事は2026年2月23日配信のメールマガジンとなります。
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