本日は「分散投資」をテーマにお伝えします。
文章が長くなってしまったので、
お時間のあるタイミングでご覧いただければと思います。
まず、分散投資とは、
資産の投資先を多様化することで、
リスクを分散して安定的な収益を目指す手法です。
一口に分散と言っても様々なやり方がありますが…。
・株式や不動産などに分ける
・円をドルやユーロなどの外貨に分ける
・日本だけでなく海外に移す国外への分散
私がサポートしている海外口座の場合は、
・円を外貨へ
・資産を日本から海外へ
このふたつの資産分散が可能です。
そもそも、
分散投資が近年注目されるようになった理由は、
投資に対する一般的な認識が変わってきたからです。
かつての投資は「集中投資」が主流でした。
集中投資とはその言葉の通り、
ひとつの投資先に資金を集中させ、
高いリターンを狙う手法です。
一点集中によるリスクが高さや、
一発逆転の投機筋のような運用も目立ち、
「投資は怖い」というイメージを生んでいました。
ですが、近年では経済不況や低金利から、
貯金だけで資産を増やせる時代で無くなりました。
そのため、資産運用に興味を持つ人が増え、
株式や資産形成に関する書籍や記事によって、
集中投資の危険性やリスク管理を知る機会も増えています。
個人でも簡単に分散投資商品を選べる環境が整い、
積立やインデックス投資などの選択肢も多くなりました。
分散投資に注目が集まる理由は、
ユーザーの意識や経済情勢によるものであり、
投資自体も時代に合わせ変化していることを示しています。
一方で、
分散投資はリスクを抑えられる点がメリットですが、
同時にリターンも低くなる傾向があります。
集中投資とは正反対の性質を持つため、
損失を抑える代わりに、
高い利益も得ることが難しくなります。
そのため、短期で莫大な利益を得たい人には向いていません。
ですが、何十年という長期的な視野で見れば、
リスクを抑えながら安定的に資産を増やすことができるため、
将来の備えとしての分散投資は適していると言えます。
しかし、長期運用の点が
デメリットになる場合もあります。
世界では様々な経済不安が起こり、
株や債券、通貨の価格は日々変動しています。
もし、自身が運用する資産が暴落した場合、
そのまま運用を続けられるでしょうか。
資産を失っていく不安が強くなり、
運用を辞めてしまう結果になることもありがちです。
損切りという言葉もあり、
損失を抑えるためにやめることも方法のひとつですが、
それは、短期売買が目的の場合です。
長期運用の目的とは、
継続的な利回りと経済成長で
最終的に資産を増やすことになります。
そこに分散投資が組み合わせることで、
資産を守りながら増やす運用が完成するのです。
このような特徴から、
少額のみで運用する場合は、
成果が表れにくい点もあります。
少額で分散投資を考えたい場合は、
まずは積立系の投資を選ぶのが良いでしょう。
最後にまとめると、以下の3点となります。
・分散投資は時代に合わせて注目を浴びた運用
→ 集中投資から分散投資の時代へ
・決して万能な運用方法ではない
→ リスクを抑えることでリターンも減少
・長期運用が分散投資において増やす方法
→ 利回りと経済成長の恩恵に乗せることが重要
最近では多くの方が分散投資をしましょう、
ポートフォリオを組みましょうと言うようになりました。
しかし、
注意点とデメリットも把握しておかなければ、
正しい資産形成を進めることはできません。
今回はそれを伝えるべく、
メルマガのテーマとしました。
また、分散投資でリスクを抑えたとしても、
リスクをゼロにできないのが、
投資であり資産運用であります。
そのため、日常生活に支障のない
余裕のある資産で始めるという点は、
どんな資産運用においても大事です。
ただ、漠然とやるのではなく、
・何を目的にやるのか
・何から資産を守りたいのか
・どのように守るのか(増やすのか)
これらを考えてみると、
自分に合った運用が出てくるかもしれません。
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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この記事は2023年3月31日配信のメールマガジンとなります。
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