こんにちは。
PPSの吉岩です。
週明けの今日、
ドル円は先週からあまり変化がなく、
139円前後となりました。
先週からの出来事としては、
・中国コロナ拡大などの影響によるドル買いから142円まで進行
・FOMC議事要旨、米PMIの発表から、139円へと戻る展開
主にこの2点かなとは思います。
※ FOMC議事要旨とは、
前回開催されたFOMCでの主要発言や結論を
要約された議事録が公表されるイベント
※ PMIは購買者担当景気指数と呼ばれ、
企業の購買担当者にアンケート調査を行い、
企業から見た景況感をまとめた経済指標
比較的落ち着いてますが、
それでも、一時は142円まで進行した時もあり、
材料ひとつで一変しそうな状況でもあります。
また、ワールドカップで
日本がドイツに勝利し大金星を上げたことで、
株価の上昇や円高に進んだと報道しているメディアもありましたが、
円に関して言えば、
上の経済背景から円高に動いた面が強いと思います。
株価はドイツ戦勝利後に急騰した株が、
コスタリカ敗戦後には急落する場面もあったので、
そういった事もあるのかもしれません。
さて、先週金曜からブラックフライデーも開催され、
世界でも年末商戦が始まってきています。
日本でもいつの間にか定着していた
ブラックフライデーやブラックセールですが、
米国では小売業にとっては非常に重要なイベントであり、
1年で最も売り上げを見込める時期だと言われています。
為替に直近で影響が起きるイベントではありませんが、
ブラックフライデーから始まる年末商戦での売り上げが、
年明けに発表される12月の経済指標にも大きな影響を与えます。
インフレが問題視されている今のアメリカで、
物価高でも年末商戦で消費活動が活発化されるのかというのが、
今の米景気やインフレの着地点が決まる部分でもあるかと思われます。
その経済指標でも早速、
今週12月2日(金)から米雇用統計が発表があり、
その後もFOMC、CPIとドル円への影響が強いイベントが並びます。
前回の米CPI発表後から落ち着いていたドル円も、
次の経済指標でまた市場が慌ただしくなるでしょう。
特に、今のドル円は138円に大きな抵抗があるため、
12月の経済指標とFOMCの内容次第で、
この防衛ラインが割れる材料となり得ます。
今は米国インフレがピークを迎え、
利上げ減速のペースから日米の金利差が縮み、
円高に進むだろうというのが、今のドル円の状況です。
ですが、あくまでも今の状況ですので、
指標からまた状況が一変する展開も、
あり得ないことではありません。
今後も状況をまとめつつ
皆様にお伝えしていこうと思いますので、
興味のある方は是非楽しみにお待ちください
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩 勇紀
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この記事は2022年11月28日配信のメールマガジンとなります。
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