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日銀もFRBも利上げ、それでも金利差は縮まらない|PPSメールマガジン vol.407 2026.10.02 #メールマガジン

先週、米国ではFOMC、
日本では日銀の金融政策決定会合が
相次いで開かれました。

結果は、FRBと日銀ともに
0.25%の利上げでした。

FRBの政策金利は3.75〜4.00%、
日銀は1.25%となっています。

日銀が利上げしたと聞くと、
日米の金利差が縮まり、
円高につながりそうに見えます。

ところが今回は、
FRBも同じ0.25%の利上げを行ったため、
政策金利の差は変わっていません。

そして為替市場が見ているのは、
今回の利上げだけではありません。

今回は、日米の政策金利を比較しながら、
金利差とドル円の関係を整理します。

▼ 日米の金利差は変わっていない

今回の利上げ前、
米国の政策金利は3.50〜3.75%でした。

一方、日本は1.00%。

その差は2.50〜2.75%です。

今回、FRBと日銀はともに
0.25%の利上げを実施しました。

米国は3.75〜4.00%、
日本は1.25%となり、
差は2.50〜2.75%のままです。

つまり、日銀は利上げしたものの、
米国も同じ幅で金利を引き上げたため、
日米の金利差は縮まりませんでした。

金利差だけを見れば、
今回の利上げで円が有利になったわけではありません。

▼ 利上げ後も、円高には進まなかった

日銀が利上げを決めた9月18日、
ドル円は一時158円台まで上昇しました。

通常、日銀の利上げは
円を買う材料になりやすいものです。

しかし今回は、
利上げそのものより、
その先の金融政策が意識されました。

日銀は追加利上げの方針を維持していますが、
今回の決定では2人の委員が利上げに反対しています。

一方、FRBも今回の利上げで
金融引き締めを終えたわけではありません。

市場では、追加利上げの可能性も
意識されています。

そのため、
「日銀が利上げした」という事実だけでは、
円高を進める材料にはなりませんでした。

為替は現在の金利だけでなく、
これから金利がどう動くのかも
先回りして反映するためです。

▼ 市場は「次の利上げ」も見ている

今回、日米の金利差は縮まりませんでした。

ただし、この状態が
今後も続くとは限りません。

FRBが9月に公表した見通しでは、
FOMC参加者が予想する
2026年末の政策金利の中央値は4.1%でした。

現在の3.75〜4.00%より高く、
今後さらに金利が上がる可能性を示しています。

一方、日銀も経済や物価の状況に応じて、
政策金利を引き上げていく方針です。

ただし、そのタイミングやペースは、
今後の経済や物価、為替などを見ながら判断していきます。

つまり、重要なのは
日本が次に利上げするかだけではありません。

FRBと日銀がそれぞれ、
どのくらいのペースで金利を動かすのか。

その違いによって、
日米の金利差も変わっていきます。

▼ ドル円は、日本の金利だけでは決まらない

今回の動きから分かるのは、
日銀の政策だけではドル円の動きを十分に
捉えられないことです。

今後は、日銀が次に利上げするかだけでなく、
FRBが金利をどう動かすのかも確認する必要があります。

日米の金利差が縮まるのか、
それとも広がるのか。

為替市場は、その先の変化も
織り込みながら動きます。

ドル円を見るときは、
日本の金利だけではなく、
日米の金利差と今後の政策を
セットで見ることが重要です。

PPS代表 吉岩 勇紀

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この記事は2026年9月25日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

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