PPSメールマガジンvol.323「10月ドル円まとめ – 円安が再加速した1ヶ月」 2025.11.10 #メールマガジン

10月のドル円は、
月初146円台から150円台を超え、
月末には約8ヶ月ぶりとなる154円台に到達しました。

日米の政局が交錯するなか、
相場は再び円安方向へ。

本日は、ドル円の変動要因を
時系列で整理して振り返ります。

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① 10月上旬:147円台 → 一時153円台へ急伸

月初は、米政府機関一部閉鎖の影響から、
投資家心理はややリスク回避へ傾き、ドル売り・円買いが優勢に。

しかし、自民党総裁選で
高市市が勝利すると状況が一変しました。

「積極財政への転換期待」
「日銀の利上げ観測後退」
「積極財政による財政悪化の懸念」などの思惑から、
円売り・ドル買いが加速。

ドル円は146円台から
一気に153円台前半へ上昇しました。

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② 10月中旬:150〜153円の間で揺れる展開

中旬、米中貿易摩擦や米地銀の信用懸念が浮上し、
リスク回避による円買いが優勢に。

日本国内でも、
公明党との連立解消報道などの
政権不安から「高市トレード」が一服しました。

ところが、維新との連立合意や
高市政権の正式発足が報じられると、
「高市トレード」は再燃へ。

ドル円は再び153円近辺まで持ち直しました。

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③ 10月下旬:政策イベントを経て154円台突破

下旬は、日米の金融政策決定会合が焦点に。

<<米国>>
・0.25%の利下げ(3.75〜4.00%)を決定。
・パウエル議長は追加利下げには慎重な姿勢。
 → 市場の次回利下げ予測は後退。

<<日本>>
・政策金利を0.50%で据え置き。
・早期利上げを示唆する発言は無し。
 → 市場は現状維持が継続と受け止め。

結果として市場は
「現状維持=円売り材料」と判断し、円安が再加速。

ドル円は一時154円台を突破しました。

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④ まとめ
【上旬】
円高傾向から高市氏勝利で円安加速
【中旬】
米中貿易摩擦で円高 → 高市トレード再燃で円安
【下旬】
日米の政策会合で円安トレンド継続

10月は「政策」と「期待」が交錯する中で、
円安基調がより強まった1ヶ月となりました。

次回の日米会合は12月のため、
それまでは円安ムードが続く可能性もあります。

ただし、過度な円安が進めば、
為替介入や要人発言が注目される局面になるでしょう。

また、米国も政府閉鎖の問題が残っており、
11月は"不透明感"と"期待"の綱引きが続きそうです。

それではまた。

PPS.Llc代表 吉岩 勇紀

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この記事は2025年11月3日配信のメールマガジンとなります。
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