PPSメールマガジンvol.295「“分散”が守りを固める – 外貨と資産でリスクに備える」 2025.07.28 #メールマガジン

「外貨を持ってます」「分散してます」──

でも、それで本当に資産は守れているでしょうか?

円だけに頼らず“通貨を分散する”こと。

そして“資産の種類も分散する”こと。

この二つをかけ合わせた「二重の分散」が、
いま改めて注目されています。

でもそれって、
なぜ資産を守ることになるのでしょうか?

その答えは──
資産というものは常に価値が変動するからです。

株式などの価格はわかりやすく動きますが、
実は“円やドル”などの現金も、価値が変わる資産のひとつです。

物価が上がれば、同じ1万円で買えるモノは減り、
結果的に「お金の実質価値」が目減りしてしまうのです。

このリスクに備える手段のひとつが
「外貨を持つこと」。

たとえば、資産の一部をドルで保有していれば、
円安時にドルの価値が上昇し、
円ベースでの資産価値を補ってくれる。

そんな“為替ヘッジ”の役割を果たしてくれます。

外貨は、ただの投資対象ではなく、
インフレや円安から資産を守る盾にもなるのです。

***

とはいえ、
「ただ闇雲を外貨に分散すること」が、
正しいわけではありません。

なぜなら、資産にはそれぞれ
異なる役割とリスクがあるからです。

・預金:安全だが、利息がつきにくい
・株式:成長が見込めるが、値動きが大きい
・債券:安定しているが、金利環境に左右されやすい
・保険や不動産:流動性や管理の手間が必要な場合も

「預金だけ」「株だけ」に偏れば、
ひとつの変化で大きく資産を損なうリスクがあります。

それがリスクの高い資産であれば尚更です。

だからこそ、
「異なる動きをする資産を組み合わせる」
これが「資産の分散」です。

たとえば、以下のような組み合わせです。
・ドル建ての投資信託
・米国株式への投資
・ユーロ建ての定期預金
・金などの実物資産

「円+ドル」「預金+株式」のように、
通貨と資産タイプを掛け合わせて分散することで、
相場変動や経済リスクへの耐性が大きく高まります。

さらに、資産を日本国内に留めず、
海外にも分けて保有することで、
地政学的リスクへの備えにもつながります。

こうしたことが「二重の分散」の考え方です。

***

「分散」と聞くと、多くの方は
“どこかに投資すればOK”と考えがちですが、
本当に大切なのは“掛け算”の発想です。

通貨も、資産も一方向に偏らず、
複数の選択肢を組み合わせること。

それは決して難しいことではありません。

少額からでも始められる“守るための第一歩”です。

将来の安心は、いまの行動からはじまります。

それではまた。

PPS.Llc代表 吉岩 勇紀

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この記事は2025年7月21日配信のメールマガジンとなります。
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