「預金金利が上がってきた」
最近、そんなニュースを耳にする機会が増えてきました。
実際、これまで0.001%台だった
普通預金金利もいまや0.2%〜0.3%台を
提示する銀行も出てきています。
「これなら今後も金利が上がっていきそう」
「まだ本格的な運用は怖いし、
いまは“預金で様子見”が安心かも」
そんなふうに考える方も少なくないでしょう。
でも、それって“もう安心”ということなのでしょうか?
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たしかに、預金金利は少しずつ上がってきています。
ですが、物価上昇(インフレ)や
通貨の価値変動まで含めて考えると、
「実質的に資産が増えているか」は別の話です。
たとえば、仮に預金金利が0.5%でも、
同じ時期に物価が2.0%上がっていれば、
「お金の価値」は実質的に目減りしていることになるのです。
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また、「金利上昇を見据えて預金で様子見」
という考え方にも、リスクがないわけではありません。
たしかに、日銀の政策金利の動向により、
今後さらに金利が上がる可能性はあります。
ただ、それがいつ起きるのか、どこまで上がるのかは不透明です。
実際、米経済の不透明感や中東の地政学リスクが強まり、
利上げに慎重な姿勢が取られています。
むしろ、その“待機”の間に、物価や為替の変動によって、
知らぬ間に資産の価値が削られることもあるのです。
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大切なのは、「いまは預金が安心」ではなく、
「自分の資産をどう守るか」という視点を持つことです。
すぐにリスク資産を
増やそうと言った話ではありません。
為替やインフレに左右されにくい仕組み。
複数通貨での分散、目的に合わせた資産の置き場──
「守る」と「備える」を
組み合わせる視点が求められます。
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預金金利の上昇は、たしかに“追い風”ではあります。
しかし、それだけを頼りにしていては、
見えないリスクに備えることはできません。
金利上昇=安心、ではなく、
いまこそ“その資産、本当に守れている?”と
問い直すタイミングなのかもしれません。
それではまた。
PPS.Llc代表 吉岩 勇紀
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