今週、日米の金融政策会合が開催され、
いずれも政策金利の据え置きが決定されました。
<<現在の政策金利>>
日本:0.50%
米国:4.25〜4.50%
※ 日米金利差:3.75〜4.00%
市場では概ね想定内の結果と受け止められ、
ドル円に大きな反応は見られませんでした。
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今回の日銀金融政策決定会合では、
国債買い入れ減の額幅縮小も発表されました。
2026年3月まで
→毎四半期4,000億円を市場から買い入れ
2026年4月以降
→毎四半期2,000億円に縮小(今回発表)
背景には、債券市場で売り圧力が強まり、
金利上昇が加速している構図があります。
日銀としても、過度な金利上昇を避けながら
市場とのバランスを取る必要があるため、
慎重な縮小に踏み切った形です。
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さて、日米の政策金利について、
今年1月以降から現状維持が続いています。
米経済の先行きや中東情勢の不透明感が強く、
慎重な姿勢を保っているためです。
一方、米国の政策金利に対し、
トランプ大統領は利下げを要求していますが、
FRBは現状維持を継続。
一時は議長の交代に言及する発言も見られており、
FRBの中央銀行としての独立性が問われる局面とも言えます。
こうした状況から、市場では政策金利の変化は
秋以降になると予測されています。
年内(9〜12月)に、
0.25〜0.50%の変化が見込まれますが、
インフレ次第とも言えるでしょう。
***
今後の為替市場ですが、
日米金利差よりも「地政学リスク」が
注視される展開となりそうです。
中東情勢が一段と緊迫する中、
アメリカの関与が軍事衝突か外交的収束かによって、
相場の方向感が変わることが考えられます。
そのような局面においては、
有事のドル買いやリスク回避の円買いが優勢となることで、
為替の振れ幅に影響を与えます。
***
金利差が主因だった“円安の時代”と比べると、
現在の為替はより多面的な要因に
反応する相場環境となっています。
関税・インフレ・地政学──
複合的なテーマが重なる中で、
これからも“柔軟な視点”が求められる相場が続くでしょう。
引き続き、重要な変化をわかりやすくお伝えしていきます。
それではまた。
PPS.Llc代表 吉岩 勇紀
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