先日、アメリカの信用格付けが
「最上位」から転落というニュースが流れました。
世界経済を支えるアメリカ。
その米国債は「最も安全な資産」と呼ばれ、
年金や投資信託など、多くの金融商品の“基礎”にもなっています。
その「信用格付けが引き下げられた」という出来事は、
今後、どのような影響があるでしょうか。
今回は格付けの背景も含め、解説いたします。
まず、信用格付けとは、
「その国が借金をきちんと返す能力があるか?」を示す“信用スコア”です。
これらは民間の「格付け機関」が、
国の財務や情勢を基に分析を行います。
今回、格下げを発表した大手格付け会社ムーディーズは、
米国債の格付けを最上位から一段階引き下げ、
見通しを安定的と発表しました。
この背景には、
米国の財務改善が進んでいないことが指摘されています。
この格下げに対して、
金融市場への影響は限定的なものでした。
最上位転落と聞くと衝撃的に見えますが、
安全性が消えたわけではないからです。
実際、現在の米国格付けが「Aa1」、
日本は「A1」という評価です。
つまり、依然として日本よりも高い評価がなされています。
そのため、「米国債は安全でなくなった」という考えはまだ避けるべきでしょう。
米国は、経済力・軍事力・通貨の信認を備えた世界最大の経済国。
その米国債は依然として、“避難資産”とされます。
よって、今回の信用格付け引き下げは、
“パニックを起きるほどの危機”ではありません。
しかし、「安全と思っていた資産も変化する」という現実を
教えてくれる一件でもあります。
また、資産形成において、
絶対に安全な場所などありません。
安全性の高いに資産についても
「相対的には安全だが、絶対ではない」ことが"答え"です。
大切なのは、その都度
「どこが揺れていて、どこに重みを置くべきか?」を
見直していくこと。
その視点が、これからの資産を守る知恵になっていくはずです。
それではまた。
PPS.Llc代表 吉岩 勇紀
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