PPSメールマガジンvol.271「その選び方で合ってる?初心者向け外貨資産の違い」 2025.05.02 #メールマガジン

最近、「海外資産を持ちたいけど、どれを選べばいいかわからない」
というご相談をよくいただきます。

はじめて海外資産を持とうと考える場合は
さまざまな選択肢があります。

中でも取り入れやすいのは、
外貨預金、外貨建て保険、ETF(上場投資信託)などです。

これらは比較的「少額・オンライン・手軽に」始められるため、
多くの金融機関で利用が可能です。

それぞれにメリットがありますが、目的に応じた選び方がとても大切です。

“何となく”で選んでしまうと、
後で「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースも少なくありません。

まずは、特徴を整理しましょう。

①外貨預金
・ドルなどの外貨で口座預金
・為替差益や円より高い金利が得られる
→シンプルだが、為替差によって元本割れの可能性も

②外貨建て保険
・保険料を外貨で運用、死亡保障もあり
・為替差益+利回り+保障の3要素
→解約リスクに注意(途中でやめにくい)

③海外ETF
・海外の株式・債券などにまとめて投資可能
・分散効果、低コスト、売買しやすい
→為替+値動きリスクが同時に存在

そして、これらの選び方は目的別で変わります。

①外貨預金
・いつでも引き出せる“シンプルさ”が魅力。
・為替コストや預金保険がない点に注意。
→ 安全第一・円だけでは不安な方に。

②外貨建て保険
・保障+利回りをセットで得たい方向け。
・急な資金需要がある人には不向き。
→ 老後・教育資金など“中長期の備え”を考える方に。

③外貨ETF
・複数の海外資産に分散投資できる。
・価格変動に耐える“投資姿勢”が必要。
→ インフレ・金利・為替のリスクに対抗したい方に。

また、選ぶ際には、“手数料”や“制限”の有無にも注意が必要です。

・外貨預金:為替手数料やスプレッド
・外貨保険:返戻率、途中解約ルール
・ETF:売買手数料・信託報酬など

見た目の金利や利回りだけでなく、
仕組みそのものを理解することが、失敗しない秘訣です。

一方で、海外口座運用の場合は、
基本的には外貨預金と同じカテゴリに入ります。

しかし、国内よりも面倒な部分も多くなるため、
金利差や「国外への分散」というメリットに
魅力を感じるかどうかがポイントです。

最後に、外貨を持つ手段に“絶対的な正解”はありません。

ただし、“あなたの目的”に合った手段を選ぶことができれば、
資産を守るだけでなく、未来への自信も育てられます。

世界情勢や為替の波に飲まれず、
ぶれない資産の軸と、あなたらしい選択を築いていきましょう。

PPS.Llc代表 吉岩 勇紀

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この記事は2025年4月25日配信のメールマガジンとなります。
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