こんにちは、
PPSの吉岩です。
トランプ大統領の関税政策、いわゆるトランプ砲により、
金融市場は大きな波乱を迎えています。
延期が発表されていたメキシコ・カナダへの関税の発動や、
中国への追加関税措置に加え、EUへの関税の検討も発表されました。
この影響で、米国市場や日経平均は大きく下落しています。
トランプ関税は年初から話題となっていましたが、
2月の延期後、発動は当面先だと予測されていました。
しかし、今回の突然の発表により、市場は大きく動揺しています。
さらに、日本に対しても関税引き上げが検討されています。
すでにニュースなどでご存知の方も多いかもしれませんが、
トランプ大統領は日本の政策について
「円安に誘導している」と発言しています。
もし、日本が通貨安政策を続けるのであれば、
関税で埋め合わせを行う考えを示しています。
この背景には、長年続く日本の低金利政策や、
米国との金利差があります。
また、トランプ大統領は就任前から
「円安はアメリカにとって大きな問題」と発言しており、
今後も円安是正がテーマとなるでしょう。
実際に日本に関税が課された場合、
輸出企業の収益悪化による経済力低下や、
輸入品に追加関税がかかることで物価上昇につながる可能性があります。
また、仮に円高が進んで輸入品価格が下がったとしても、
追加関税によりその効果が薄れてしまう恐れもあるでしょう。
このように、着実に進むトランプ関税の発動は、
世界経済や貿易だけでなく、私たちの生活にも影響を及ぼしかねません。
実際に日本への関税が追加されるかどうかは、
今後の状況や日本政府の対応次第ですが、
現状の変化を促す一つのトリガーとなるかもしれません。
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
====================================
この記事は2025年3月7日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。
最新の情報を受け取りたい方は、
下記URLからメールマガジンをご登録ください。
■メルマガバックナンバー
https://pps-life.co.jp/mailmaga/
■メールマガジン登録
https://pps-life.co.jp/mailmaga/form/
====================================