こんにちは、
PPSの吉岩です。
2月のドル円は、155円台から150円台へと
円高に推移しました。
背景には、関税やインフレ懸念に加え、
日米政策金利の市場予測の変化があります。
まず、関税の影響は現在落ち着きつつありますが、
今後の影響については、トランプ大統領の動向次第と言えます。
そして、1月の日米両国の経済指標では、
依然として高いインフレ率が発表されました。
そのため、米国では次回の政策金利の利下げが見送られる可能性があり、
市場では利下げペースの後退が意識されています。
一方、日本は日銀要人の発言も受けて、
早期追加利上げの観測が高まっています。
市場の期待から長期金利も上昇しており、
次回の利上げが期待されている状況です。
日本の年内の金利についても、
これまで0.75%〜1.0%程度だったのが、
1.25%〜1.5%を予想する専門家も出てきました。
2月のドル円動向については、
日本では利上げ観測、米国では利下げ観測が強まったことで、
円高に動いたと考えられます。
そのため、3月の日銀会合と米FOMCの結果に
より一層の注目が集まるでしょう。
実際の利上げや利下げの有無だけでなく、
会見での発言も重要なポイントになります。
市場の予想と関係者の見解に大きなズレがあれば、
為替相場も大きく変わる可能性があるためです。
3月は両国の会合や、
それに伴う観測報道が注目ポイントとなるでしょう。
来月も変化があれば、
随時お伝えしていきます。
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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この記事は2025年2月28日配信のメールマガジンとなります。
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