こんにちは
PPSの吉岩です。
日銀が金利の利上げをした影響から、
個人向け国債の金利がこの一年で上昇しています。
現時点の金利は、固定3年0.73%、5年0.89%、
変動10年が0.83%です。
今後も利上げが起きた場合、1%台も視野に入ってきます。
これまで「ほぼ増えない資産」とされた
個人向け国債ですが、今はどんな選択肢となるでしょうか?
先に結論を述べると、
資産を大きく増やす運用には向きません。
金利が上がっているものの、
劇的なリターンを期待できる数値ではないためです。
ただし、「超低リスクで元本保証」を
求める人には適した運用手段となります。
国が発行する安全性や、元本保証、中途換金が可能など、
安全性でのメリットは非常に高いです。
これらの要素は銀行の定期預金と近い性質を持っていると言えます。
現在はどちらも金利が上がっている段階のため、
口座で眠る余裕資金を定期預金や国債で運用するのも一つの手です。
運用する時点での期間や金利などを考慮して
どちらかを選ぶと良いでしょう。
また、米国債は金利4%台で、日本国債よりも高い利回りです。
安全資産の面で言えば、日本国債よりも高く評価されています。
しかし、米国債は外貨資産のため、為替リスクがあります。
購入した時よりも円高に進めば、
円換算で資産価値が下落する可能性もあるため、
為替の変動には注意しなければなりません。
日本国債は超低リスクの運用、
米国債は海外資産のメリットとデメリットを受けながらの運用なので、
同じ国債でも特徴が異なる点は注意しましょう。
最後にまとめると、個人向け国債や定期預金は、
「増えない資産」から「少し増やせる資産」へ変わりつつあります。
これは日本の政策金利が上がったことによる変化であり、
低リスクで資産を守りたい人には運用の魅力が増しています。
ただし、これだけで資産を増やすことが
難しいことは変わりません。
資産大きくする目的であれば、
外貨資産や株式など他の運用手段との組み合わせも必要です。
今後の動向をチェックしながら、
自分に合った資産運用を考えていきましょう。
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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