PPSメールマガジンvol.253「銀行の選択が必要な時代へ」 2025.02.28 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

日本の銀行は
国際的にも高い安全性が評価されており、
多くの人が一つの銀行を主に利用する傾向があります。

その銀行を利用している理由も
家から近い、大手だからと
特別な理由は無い方も少なからずいるでしょう。

しかし、近年は金融環境が変化しており、
一つの銀行に依存するリスクを考えるべき状況とも言えます。

そのリスクのとは、ペイオフ制度により、
1,000万円とその利息を超える預金は保証されない点です。

そして、銀行のシステム障害が発生した場合、
資産の入出金が制限されるリスクもあります。

近年では、システムトラブルで数日利用できない事例もあり、
また、行員による貸金庫の窃盗事件など、
銀行を巡るトラブルの報道が増えています。

「大手だから」、「歴史が長いから」といって
無条件に信用することもリスクになるかもしれません。

そして、これらリスクだけではなく、
金利の変化にも目を向ける必要が出てきました。

日銀の金融政策の影響により、
日本国内の銀行の預金金利は上昇傾向にあります。

特にネット銀行では、
1%に近い定期預金を提供する銀行も登場しており、
今後の金利競争の激化や金融政策の引き上げで、
さらなる上昇も期待できます。

こうした状況を踏まえ、
これからの時代は、金利や信頼性を総合的に考慮し、
銀行を選んでいくことも重要となるかもしれません。

具体的には、普段の生活費を管理する口座と、
余剰資金を運用するための口座を分ける考え方です。

たとえば、欧米では貯金よりも投資を重視する傾向があるが、
貯金も生活用と運用に分けるのが一般的です。

金利が高い銀行があれば余剰資産を移し、
銀行の経営や信用不安が報じられれば、
資産を分散・移動させることが一般的に行われています。

これらは資産を大きく増やすよりも、
物価上昇による目減りを減らすために、
少しでも金利を受けることを目的です。

この考え方がそのまま日本に適用できるとは限りません。

しかし、今後の金利上昇や銀行リスクを踏まえると、
ひとつの銀行に依存せず、適切に口座を選ぶ価値が大きくなるでしょう。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2025年2月21日配信のメールマガジンとなります。
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