こんにちは、
PPSの吉岩です。
日本の銀行は
国際的にも高い安全性が評価されており、
多くの人が一つの銀行を主に利用する傾向があります。
その銀行を利用している理由も
家から近い、大手だからと
特別な理由は無い方も少なからずいるでしょう。
しかし、近年は金融環境が変化しており、
一つの銀行に依存するリスクを考えるべき状況とも言えます。
そのリスクのとは、ペイオフ制度により、
1,000万円とその利息を超える預金は保証されない点です。
そして、銀行のシステム障害が発生した場合、
資産の入出金が制限されるリスクもあります。
近年では、システムトラブルで数日利用できない事例もあり、
また、行員による貸金庫の窃盗事件など、
銀行を巡るトラブルの報道が増えています。
「大手だから」、「歴史が長いから」といって
無条件に信用することもリスクになるかもしれません。
そして、これらリスクだけではなく、
金利の変化にも目を向ける必要が出てきました。
日銀の金融政策の影響により、
日本国内の銀行の預金金利は上昇傾向にあります。
特にネット銀行では、
1%に近い定期預金を提供する銀行も登場しており、
今後の金利競争の激化や金融政策の引き上げで、
さらなる上昇も期待できます。
こうした状況を踏まえ、
これからの時代は、金利や信頼性を総合的に考慮し、
銀行を選んでいくことも重要となるかもしれません。
具体的には、普段の生活費を管理する口座と、
余剰資金を運用するための口座を分ける考え方です。
たとえば、欧米では貯金よりも投資を重視する傾向があるが、
貯金も生活用と運用に分けるのが一般的です。
金利が高い銀行があれば余剰資産を移し、
銀行の経営や信用不安が報じられれば、
資産を分散・移動させることが一般的に行われています。
これらは資産を大きく増やすよりも、
物価上昇による目減りを減らすために、
少しでも金利を受けることを目的です。
この考え方がそのまま日本に適用できるとは限りません。
しかし、今後の金利上昇や銀行リスクを踏まえると、
ひとつの銀行に依存せず、適切に口座を選ぶ価値が大きくなるでしょう。
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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