こんにちは、
PPSの吉岩です。
少額で始められる積立保険を販売する保険会社が、
最近増えてきました。
特に最近注目されているのは、
3年〜5年の払込期間を設定した後、
満期(10年)時に返戻率が105%以上となる積立保険です。
これらの商品は、
満期を迎えた際に支払った保険料より多く
返戻金を受け取れる仕組みであり、
ローリスク・ローリターンな保険商品と言えます。
こうした商品の登場は、
保険離れが進む若年層を引き込む狙いがあると考えられ、
資産運用を考える層にも適した商品と言えます。
また、「保険料は高い」「投資型はリスクがある」といった
マイナスイメージの払拭も目的の一つと言えるでしょう。
資産を減らすリスクが低く、
増える見込みが高いこと点が魅力ですが、
すべての人に適している保険ではありません。
なぜなら、その人目的や資産状況によってメリットが変わるためです。
今回の少額の積立保険は、
ローリスクであることが魅力の一つですが、
リターンも少ない特徴があります。
たとえば、
月々3,000円を3年間払い込み、
満期が10年の積立保険の場合、
3年間の払込総額は10万8,000円になります。
満期時の返戻率が105%ならば、
受け取れる金額は11万3,400円です。
10年間の運用で増える額は約5,400円のため、
『資産を大きく増やしたい』といった目的には向いていません。
ですが、
「資産を極力減らしたくない」
「銀行に預けるよりは良い」と考える人には、
適した商品と言えるでしょう。
こうした点からも、
保険会社が狙う層のニーズに合った商品であることがわかります。
また、保険には運用によって返戻金が変動するタイプなど、
さまざまな種類があります。
・進学や結婚のタイミングで祝金や保険金が受け取れるもの(学資保険など)
・満期を機に支払われるもの(個人年金型、養老保険など)
・資産の運用成果を期待できるもの(変額保険、外貨建て保険など)
今後も時代のニーズに合わせた保険商品が登場するため、
自分に合ったものを上手に活用し、資産形成に役立てていきましょう。
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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